「子育てインメントⓇ」が変える教育の未来 ー こどもマナースクールPITが実践する”褒めて伸ばす”驚異のメソッド

私立小学校受験の熱が徐々に高まりを見せる関西。その中で、独自の教育アプローチ「子育てインメントⓇ」を掲げ、注目を集めているのが『こどもマナースクールPIT』です。同スクールが目指すのは、単なる受験対策ではありません。テーマパークでのエンターテインメント経験を持つ共同代表の恒田慶氏と、キッズバレエ講師としてのキャリアを持つ千香子氏が、「楽しく学ぶ」をモットーに、マナー教育を通じて子どもたちの可能性を広げる新しい教育の形を提案しています。

完全個別指導による柔軟な学びの環境、24時間体制での保護者サポート、そして何より「褒めて伸ばす」という独自の教育メソッド。その背景には、「子どもたちが自信を持ってチャレンジ出来る環境づくり」という深い想いが込められています。今回は恒田ご夫妻に、PITならではの教育理念と、その実践方法について詳しくお話を伺いました。

未就学児を対象に、楽しく学ぶマナーと受験対策

ー『こどもマナースクールPIT』のサービス概要について教えてください。

恒田 慶共同代表:主な対象は未就学児、特に幼稚園のお子様です。近年は小学校受験を目指される方々が多くいらっしゃいますが、当校は受験に特化しているわけではありません。マナーをお子様に伝えることが出発点です。

所作や友達との関係性など、様々なことを教えていく中で、小学校受験を目指すお母様方が求められるスキル – 集団行動における立ち居振る舞いなどを学びに来られます。例えば、箸を上手に持てるようになることも、一部の私立学校では受験に必要なスキルとなります。

また、マナー教育の延長線上として、お子様だけでなくご家族全員 – お父様もお母様も含めた子育てについても支援しています。子どもとの向き合い方や、課題解決のプロセスを通じて、子育てのヒントを得ていただくことも行っています。

テーマパークでの経験を活かした「子育てインメントⓇ」の誕生

ーご夫妻がこのサービスを始められた経緯やきっかけを教えてください。

恒田 千香子共同代表:私たちは基本的に子どもが大好きで、私自身はキッズバレエの講師として子どもに関わる仕事をしてきました。公共の場で – 電車の中やデパート、病院などで – 忙しいお母さんたちが子どもを叱ってしまう場面を見かけることが多く、子どもたちも訳が分からないまま萎縮してしまう様子に課題を感じました。

私たちはエンターテインメントの世界の出身ですので、お父さんお母さんや周りの方に叱られる前に、楽しく正しい知識を教えることができれば、家庭でも公共の場でも穏やかに過ごせるのではないかと考えました。そうすることで、周りの人に褒められ、認められる機会も増え、子どもの自己肯定感も高まっていくと確信しています。

恒田(慶):私はテーマパークでライブショーエンターテインメントの仕事を長年してきました。私たちは子どもが好きで、楽しく教えてあげたいという思いがバックグラウンドにあります。楽しくないと好きになれないですし、向き合う情熱も失せてしまいます。「こうしないと駄目」と決めつけるのではなく、「どういたらいいと思う?」と楽しみながら考えさせる形で伝えていくことをモットーにしています。

完全個別指導と24時間サポートの充実度

ー『こどもマナースクールPIT』ならではの特徴や他にない強みを教えてください。

恒田(慶):関東と比べると関西はこのような教育機関が少ないため、我々の立ち位置は独自なものだと考えています。特徴としては、何より「楽しんで学んでもらう」というところを大切にしています。

また、基本的に1対2生徒さん 恒田夫妻で完全個別での指導を行っています。そのため、誰かのペースに合わせて我慢する必要がなく、分からないところはその場でしっかり理解し確認できます。レッスンを進める中で新たな要望や疑問が出てきた際も、非常に柔軟に対応が可能です。次回のレッスンでその内容を盛り込むなど、迅速かつ柔軟にカリキュラムを組み立て、または組み替えることができます。

恒田(千香子):受験に関しては、皆さん幼児教室に通われて勉強されているので、私たちはそのフォローアップも重要な役割だと考えています。塾での弱点補強や、お父様お母様の面接レッスン、夜間のオンラインでの対応など、様々なサポートを提供しています。

願書添削も回数無制限で行っており、保護者に対しては24時間気持ちのフォローを心がけています。受験前は特にお母様方の精神的負担が大きくなりますので、私たち自身の子育て経験も活かしながら、寄り添うようにしています。

「課題解決型」と「ポジティブフィードバック」で導く成長

ー指導される際に特に意識されている方針などはありますか?

恒田(慶):最も重視しているのが「ポジティブフィードバック」と「課題解決型」のアプローチです。原因究明だけでは「何が悪かったのか」は分かっても、「どうすれば良いのか」が分かりません。特に小さなお子様は、「ダメ」と言われても具体的な改善方法が分からないことが多いのです。

また、お子様の意見はしっかりと聴くようにしています。小さな子どもでも、きちんと聴けば彼らなりの言葉を持っているのです。ボキャブラリーは少なくて表現が難しいかもしれませんが、しっかり解きほぐして聴いてあげると、彼らはきちんとした意見を持っています。大人の都合で聴けていないだけなのです。10分でも20分でも、じっくり向き合って話を聴くことを大切にしています。

褒め方に関しても工夫があります。表面的な「すごいね」「よくできたね」だけでは意味がありません。具体的に何が良かったのか、どう良かったのかを明確に伝えることが重要です。また、結果だけでなくプロセスも褒めることを心がけています。「今こういうことができるようになったね」「そうしたら次はこんなことができるようになるね」というように、成長の過程も認めていくのです。

関西における私立小学校受験の現状

ー関西での小学校受験の状況はいかがでしょうか?

恒田(慶):関西では東京と比べるとまだ数は少ないものの、学力に対する意識の低年齢化が進んでおり、中学受験から小学校受験への関心が徐々に高まってきています。

私立小学校には独自の教育方針があり、お子様にとって最適な教育を選択できる利点があります。公立小学校が基本的にボトムアップ – つまり、できない子をできるようにすることに主眼を置いているのに対し、私立小学校ではより意欲的な子どもたちの可能性を伸ばすことができます。

また、学力面では先取り学習が多く、小学校の段階で中学受験に対応できる力を身につけることができます。このように、私立小学校は子どもの可能性を最大限に引き出す選択肢の一つとなっています。

柔軟なカリキュラムで一人ひとりに寄り添う指導

ー提供されているコースやプランについて教えてください。

恒田(慶):基本的には完全個別指導を軸に、一人ひとりのニーズに合わせてカリキュラムを組み立てています。マナーを学びたい方もいれば、小学校受験を目指す方もいらっしゃいますので、それぞれのご要望に応じて1組1組カスタマイズした内容を提供しています。

特に年長児の参加が多いのですが、決まった曜日・時間のレッスンという形式ではなく、完全にオーダーメイドの形を取っています。面談対策が必要な方、志望校対策をしたい方、お子様や保護者の面接特訓をご希望の方など、それぞれの目標や課題に応じて柔軟に対応しています。

また、「キッズスキルコース」という特別なプログラムも用意しています。これはフィンランドの精神科医が提唱しているスキルを活用し、お子様の課題解決をサポートするものです。このコースでは、お子様の成長過程でご家族がどのように関わっていけばよいのかも同時に学んでいただけます。課題解決を通じて、ご家族全体での成長を支援していく内容となっています。

このように、当スクールではお子様一人ひとりの個性や目標に合わせた、きめ細やかな指導を心がけています。

今後の展望:オンライン展開で全国へ

ー今後さらに強化していきたい点や新たな取り組みについて教えてください。

恒田(千香子):現在は小学校受験に比重が置かれていますが、そこをさらに拡大していきたいと考えています。同時に、純粋にマナーを学びたい方向けのサービスも充実させていきたいですね。

現在は9割以上が対面でのレッスンですが、オンラインでの展開をもっと進めていきたいと考えています。保護者の方との面接練習などは一部オンラインで行っていますが、まだまだ大阪圏に限定されている部分が大きいです。

実は、私たちのホームページには北海道から九州まで様々な方がアクセスしてくださっています。可能な範囲で、海外も含め、場所を問わずサービスを提供できる体制を整えていきたいと考えています。子どもたちの可能性を広げるお手伝いを、より多くの方々にお届けしたいと思っています。

マナーを通じて広がる、子どもたちの可能性

ー最後に、サービスのご利用を考えている方へメッセージをお願いします!

恒田(慶):マナーは本当に大切です。小さい頃にマナーを知った状態で成長していくのと、そうでないのとでは、心の豊かさや周りとの人間関係、その後の人生の広がり方が大きく変わると思っています。ぜひ、私たちと一緒にマナーを学んでいただき、お子様の可能性を広げていただければと思います。

恒田(千香子):お子様たちには本当にワクワクする楽しいレッスンを必ず提供できると自信を持っています。勉強という感じではなく、楽しみに来てほしいという気持ちで毎回レッスンしています。プリキュアの格好でレッスンを受ける子もいますし、本当に自由に楽しんでもらっています。

大人の目線で一方的に指導するのではなく、子どもたちの気持ちに寄り添い、主体性を持って学ぶ方法を一緒に見つけていきます。その結果、「また会いたい」「次はいつ?」と数えながら来てくれるお子さんも多く、それはお母様方にもとても喜んでいただいています。私たちと一緒に、楽しみながら成長していく環境を作っていきましょう。