能舞台で書道を習う——。一見、意外な組み合わせに思えるかもしれません。しかし、久良岐能舞台では、能楽だけでなく、書道や茶道など、様々な日本の伝統文化を学ぶことができます。今回は、この歴史ある能舞台で行われている書道教室の魅力に迫ります。

サービス概要
ー久良岐能舞台の書道教室について、概要を教えていただけますでしょうか?
川井さん:当教室は、字を綺麗に書きたいという思いのある方なら誰でも参加できる、2週間に1回の書道教室です。横浜市の森の中にある和風建築の久良岐能舞台で、能舞台と和室を備えた空間で開催しています。小学生から大人まで年齢制限なく、14畳の広々とした和室で、現在は7名ほどの生徒さんが通われており、先生が一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
設立の経緯・きっかけ
ー書道教室を始められたきっかけを教えていただけますでしょうか?
川井さん:能舞台の知名度向上が主な目的です。多くの方が「能舞台=能」というイメージを持っているため、より幅広い伝統文化に触れていただける場所として知ってもらいたいと思って書道教室を始めました。書道に加え、茶道、日本舞踊、能楽の笛や太鼓など、様々な伝統文化の講座を提供しています。
書道教室としての特徴
ー書道教室ならではの特徴を教えてください。
川井さん:当教室では、書道の段位や資格取得を目指すというよりも、生徒さん一人一人が字を綺麗に書けるようになることを大切にしています。もちろん、先生は高い指導力を持っているので、段位取得を目指したい方にも対応は可能です。しかし、基本的には2週間に1回、この特別な空間で書道を楽しみ、その雰囲気を味わっていただくことを重視しています。
特徴・アピールポイント
ー久良岐能舞台ならではの魅力について教えてください。
川井さん:当舞台の最大の特徴は、久良岐公園という大きな公園の端に位置し、森と能舞台が一体となっている点です。能舞台には52畳の広さを持つ客席があり、その横に14畳の和室、さらに奥には茶室がある3部屋構成となっています。
門をくぐると全く異なる世界が広がり、まるでタイムスリップしたかのような空間を体験できます。例えば、能の謡や舞いの稽古が行われている様子が窓から漏れ聞こえてくると、まるで100年前にタイムスリップしたような感覚になります。
コースや料金体系
ー料金体系について教えていただけますでしょうか?
川井さん:書道教室の参加料は1回1,000円となっています。月に2回開催されますので、両方参加される場合は2,000円です。また、茶道教室は8回で1万円のコース制を採用しています。公共施設として、できるだけ多くの方に利用していただけるよう、料金を抑えています。
今後のビジョン・展望
ー今後の展開についてお聞かせください。
川井さん:今後は、能舞台と庭園が一体となった特徴を活かし、インバウンドを含めた集客を目指しています。能や謡、舞、雅楽、日本舞踊、横浜芸術など、様々な伝統芸能のパフォーマンスを提供する「伝統芸能のライブハウス」としての方向性を考えています。
また、4歳という小さな子どもにも能楽を教えており、日本の伝統文化の継承にも力を入れています。新しいコンテンツが増える中で、日本人としての品格や文化を次世代に伝えていくことも重要な使命だと考えています。
記事を読んでいる方へのメッセージ
ー最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
川井さん:書道がきっかけで久良岐能舞台の門をくぐっていただければ、そこには様々な日本の伝統文化の世界が広がっています。
駅前のカルチャーセンターとは異なり、一歩入れば非日常的な空間で心身ともにリフレッシュできる、そんな贅沢な時間を過ごせる場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。