男性も女性もシニアも楽しく学べる – マンツーマン料理教室「レミュー」の魅力

料理教室と聞くと、複数の受講生がテーブルを囲み、講師の説明を聞きながら調理する光景が思い浮かびます。しかし、東京都内で人気を集める『料理教室レミュー』では、そんな常識を覆す1対1のマンツーマン指導を実践しています。「初心者こそ丁寧な個別指導が必要」という信念のもと、主催者である北村みゆき氏が確立した独自の教育スタイルは、料理初心者から経験者まで幅広い層から支持を集めています。特に近年は男性受講者が増加し、70代のシニア層も熱心に通うなど、従来の料理教室の概念を変えつつあります。今回のインタビューでは、充実したテキスト教材や復習サポート、講師間の緻密な情報共有体制など、レミューならではの取り組みについて詳しくお話を伺いました。

北村 みゆき
料理教室レミュー主宰。
料理研究家として活動しながら、2017年にレミューを立ち上げる。
フードコーディネーター/唎酒師/野菜ソムリエ/豆腐マイスター

初心者に寄り添う独自のマンツーマン料理教室

ー北村さま、本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは『料理教室レミュー』の概要について、どういった方を対象にして、どのような指導を行っているのかについて教えてください。

北村みゆき主宰(以下敬称略):『料理教室レミュー』は男性女性問わず、若い方から高齢のシニアの方までを幅広く対象とした、主に料理の初心者の方向けのマンツーマン料理教室です。特徴としては1対1のマンツーマンでの丁寧な指導というところが最大の強みです。一般的な料理教室はグループレッスンが主流ですが、弊教室では生徒さんと先生が1対1で約2時間15分かけてレッスンを行います。マンツーマンなので分からないことは気兼ねなく質問できますし、実際に手を動かして1から10まで全ての工程を行うので、非常に実践的なレッスンとなっています。

また、単純にレシピを学ぶだけではなく、特に入門コースでは家庭料理の定番メニューを美味しく作れるようになることはもちろん、料理の基礎を体系的に身につけられるようにカリキュラムをしっかり組んでいます。

ー男性にも向いている教室だと感じますが、実際の男女比はどうなっていますか?

北村:コロナ前までは男女比が3対7くらいで女性の方が多かったのですが、今は男性でお料理をする人がすごく増えており、現在はほぼ半々くらいになっています。1日3レッスン行っていますが、中には全て男性の生徒さんという日もあるほど、男性の割合が非常に増えていますね。

「一人ひとりを見たい」- マンツーマン指導にこだわる情熱

ー北村さまがこの料理教室を始めた経緯やきっかけを教えてください。

北村:元々はグループの料理教室を1年ほど運営していたのですが、グループレッスンだと1人の講師に対して4〜6人の生徒さんがいて、一人ひとりをしっかり見ることができませんでした。そのため、生徒さんによって出来上がりにばらつきが出てしまったり、特に初心者の方はグループレッスンで上手な人が先に進んでしまうと自分の遅れが目立ってしまい、苦手意識を持ってしまう方も見受けられました。

そういった方々がしっかり学んで楽しく料理を身につけられないかと考えるようになりました。グループレッスンでは時間の制限もあり、一人ひとりをきちんと見ることが難しいので、マンツーマンで1対1でしっかり指導したいという気持ちが強くなり、2017年にマンツーマンの教室をスタートしました。

私一人だとレッスン数に限界があるため、開校当時は渋谷にある調理師学校の非常勤講師と二人体制でレッスンを行っていました。その先生がプロを育てる調理師学校で教えていた経験があったおかげで、現在の料理の基礎を体系的に身につけられるカリキュラムの形になっています。

他とは一線を画す – レミュー式料理教育の差別化ポイント

ー料理教室は他にもたくさんありますが、『料理教室レミュー』の一番のアピールポイントを教えてください。

北村:弊教室は単純にレシピを学んでいただくことだけを目的としていません。レッスンでしっかりと料理の基礎を身につけていただき、料理を習慣化して、さらにはどんなレシピを見ても美味しく作れるような応用力を培うために行っています。

レッスンは1対1で行いますが、生徒さんはお忙しい中来ていただいていることを理解していますので、調理中の洗い物などは全て講師側で担当します。また、最後におさらいの時間を設けており、1時間半のレッスンで実践的に手と体で覚えてもらった後、食事をして、さらにその後におさらいでもう一度インプットしてもらう形を取っています。

また、復習はとても大事なのですが、生徒さんが自宅で復習した際に失敗したり、出来栄えが異なったりすることもあります。そんな時はLINEでフォローを行っています。何が上手くいかなかったのか、何が原因だったのかを知ることも一つの学びになるので、そういった形で手厚くフォローしています。

記憶を定着させる工夫 – 充実したオリジナルテキストと復習サポート

ー『料理教室レミュー』のオリジナルテキストは素晴らしい、という評判を耳にしました。

北村:弊教室の特徴として、復習テキストが非常に充実しています。10回コースで計80ページほど、1回のレッスンで平均8ページくらいのボリュームがあり、かなり詳細に内容を記載しています。実践的なレッスンの中ではメモを取る時間もあまりないので、ご自宅に帰って復習する際にすぐに思い出せるよう、テキストは非常に丁寧に作っています。

通常の料理教室では完成品の写真だけということも多いのですが、復習時に工程の写真があると再現しやすくなります。上手に作れるとモチベーションが上がりますし、「自分でも作れた!」という自信は日々の料理へのやる気にも繋がります。レッスンを継続するモチベーションにもなるので、楽しく料理してほしいという思いから、テキストには工程写真や重要ポイントを写真と文字で詳しく記載しています。

切り方一つにしても斜め切りやくし形切り、下処理方法なども全て工程付き、写真付きで細かく説明しています。さらに、(2025年)4月にはリリース予定ですが、難しい料理については動画で復習できるコンテンツも準備中です。料理をしっかりと身につけてもらうことに重点を置いているのが弊教室の特徴です。

テキストはデータでお渡ししているので、ダウンロードして何度でも印刷できますし、仕事帰りにスマートフォンでレシピを確認して買い物をして、帰宅後すぐに料理を始められるなど、デジタルデータの方が使い勝手がいいと考えています。

ー確かに、1回レッスンを受けただけでは、家で完璧に実践するのは難しいですよね。

北村:そうですね。復習する人としない人では上達のスピードに大きな差が出るので、生徒さんにはしっかりと復習して身につけてほしいという思いがあります。そのために私たちができることとして、テキストでのサポートやLINEでのフォローを行っています。

チーム力で支える成長 – 講師間の連携と「褒めて伸ばす」指導方針

ー生徒さんに指導する際に特に意識していることや、講師の方々と共有している方針があれば教えてください。

北村:現在、私を含めて講師は5名います。基本的にレッスン予約時に担当講師の名前を記載していて、生徒さんは好みの先生を選んで予約できますが、講師を変更した場合でも質の高いレッスンを提供できるよう工夫しています。

具体的には、生徒さん一人ひとりのカルテを作成しており、何が苦手で、どういう悩みを持っているか、料理の上達度などを記録しています。レッスン後に講師が必ず記入し、次回のレッスン前に講師がそのカルテを確認してから臨むので、いつもと違う先生になっても生徒さんの状況を把握した状態でレッスンを行うことができます。

また、教室全体としての指導方針としては、初心者の方が多いので、必ず優しく丁寧に、そして生徒さん一人ひとりのペースに合わせて指導することを意識しています。厳しく指導することはありませんし、どちらかというと「褒めて伸ばす」方式を採用しています。料理は楽しくやらないと続かないと思うので、楽しいレッスンの雰囲気づくりや、丁寧に生徒さんのペースに合わせて優しく教えることを教室のモットーとしています。

目的別に選べる学び方 – 多彩なコース展開

ーホームページを拝見すると様々なコースがありますが、提供しているコースについて簡単に教えていただけますか?

北村:コースは大きく分けて4つあります。

まず基本となる「入門クラス」、次に「中級セレクトクラス」、そして入門コースと同じ内容でもお急ぎの方向けの「入門(短期集中)クラス」、最後にスポットでレッスンを受けたい方向けの「単発クラス」です。

生徒さんの8〜9割は入門コースを選択されます。

中級クラスは入門クラスを修了した方や、入門クラス途中からより難しいことに挑戦したい方、特定のメニューを学びたい方向けで、多数あるメニューの中から選んで受講するスタイルです。

短期集中クラスは、例えば「来月結婚して同棲するので、それまでに料理を上達させたい」といったお急ぎの方向けで、1ヶ月で10回レッスンを受けるなど、優先的に日程を調整します。

単発クラスは、コースで通うことはできないけれど興味のあるメニューを一度試してみたいという方向けです。

入門クラスには1〜20までのレッスンがあり、その中から5回コース、10回コース、20回コースという3つのパターンをご用意しています。5回コースは包丁の使い方や計量の基本、焼く基本など、超基礎的な内容です。10回コースはそれよりも少し広がった内容で、20回コースまで行くとほぼ家庭料理の基礎を網羅でき、「料理上手」と言えるレベルになります。

料理の基礎を体系的に学ぶだけでなく、例えば「揚げ物が苦手なので揚げ物だけ学びたい」という方は、特定のレッスンだけを選択することも可能です。ただ、本当に初めて料理をする方には、カリキュラムの順番通りに進めることをお勧めしています。

デジタル化とシニア世代 – 未来を見据えた展望

ー今後、こういった点をより強化していきたい、または新たに取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

北村:先ほど少し触れましたが、(2025年)4月からリリース予定の動画コンテンツに力を入れていきたいと考えています。例えば、だし巻き卵などは写真だけでは伝わりにくい動きや火加減があるメニューです。写真よりも動画の方が理解が深まるという声をいただいており、以前から取り組みたいと思っていました。

また、シニアの方、特に男性の方も多く通われていて、60代、70代の方もいらっしゃいます。そうした方々向けにヘルシーで低糖質なメニューなど、新しいカテゴリーのコースも検討しています。

ーシニアの方々は、どのような思いで料理教室に通われているのですか?

北村:リタイアされている方も多いので、レッスンに来て会話しながら料理を作ることが楽しみで来てくださっていますね。中には「奥様が料理を担当しているが、万一のことがあった時に自分で簡単なものは作れるようになりたい」という思いで通われている方もいます。月に2回程度のペースで、習い事の一種として楽しんでいただいています。

ー料理は脳トレにもなりますよね。

北村:本当にそうだと思います。段取りを考え、次に何をするか考えつつ、作っている料理も同時に見なければならないので、脳をかなり使います。そういった意味でも良い活動だと思っていただいているのかもしれませんね。

料理は人生のパートナー – これから料理を始める方へのメッセージ

ー最後に、『料理教室レミュー』への入会を考えていらっしゃる方へメッセージをお願いします!

北村:料理は一生続くもの。食事が変わると、体も心も変わります。料理を学ぶことは、自分や大切な人の人生をより豊かにすることに繋がるはずです。迷っているなら、今が始めるチャンス。何歳からでも遅くはありません。ぜひ一歩踏み出して、新しい世界を楽しんでください!

特に初心者の方から高い満足度をいただいており、多くの受講生が「もっと学びたい!」と継続を希望されています。実際に、「入門5回・10回コース」からスタートした受講生の80〜90%が「入門20回クラス」へと進まれています。

マンツーマンレッスンだからこそ、短期間で確実に料理スキルを習得できる環境を整えています。費用対効果・時間対効果にも優れており、無駄なく実力を伸ばせるレッスンに自信があります。

さらに、レッスンでは講師との会話も楽しみながら学べるのも魅力のひとつ。講師の採用は「人柄」と「指導力」を最も重視しており、初心者の方でも安心して、楽しく学べる環境を整えています。

もし少しでも興味があるなら、まずは体験レッスンへ!
料理の楽しさや、マンツーマン指導の良さをぜひ実感してみてください。
あなたの「料理ができる喜び」を、一緒に見つけていきましょう!