高知市でギターとウクレレのレッスンを行う「マサヤングギターレッスン」。
生徒一人ひとりに合わせた丁寧な指導と、音楽を楽しむための環境づくりに取り組む同教室の魅力について、古川さんにお話を伺いました。
体の使い方を重視した独自の指導法

ー教室の概要についてお伺いさせてください。
古川:高知市内で、年齢制限を設けず老若男女を対象にレッスンを行っています。小学生から定年退職後に趣味としてギターを始める方まで、幅広い方々にギターやウクレレを指導しています。
私の指導方針は、最終的に生徒さんが自分で考えて演奏できるようになることを目標としています。
多くのギター教室では「この曲の弾き方を教えてください」というアプローチが一般的ですが、私は生徒さんが自立して考えられるように、演奏に必要な土台や体の動かし方から指導しています。
ー他の教室にはない特徴や、一番のアピールポイントを教えてください。
古川:私自身が「局所性ジストニア」という、楽器演奏者の約5%が発症する原因不明の疾患を経験しました。
これは体の一部の筋肉が思い通りに動かなくなる症状で、3年間のリハビリ期間中に体のメカニズムを徹底的に研究しました。関節の動き、可動域、筋肉の使い方など、体の使い方を科学的に学んだことが指導に活かされています。
一般的なギター指導では「ざっと引いて」といった抽象的な表現が多いですが、私は「肘を90度に曲げる」「ギターの角度を45度に傾ける」といった具体的かつ論理的な指示を心がけています。
また、生徒さん一人ひとりの日常生活での体の使い方や癖を観察し、その特性に合わせた指導を行っています。ポピュラーミュージックのギター演奏には100%の正解はありませんが、各個人に合った合理的な体の動かし方があると考えています。
もちろん音楽理論も教えますが、特に体の使い方に重点を置いているのが特徴です。
楽しさを感じる段階的なカリキュラム設計
ー生徒さんに指導する際に、特に意識していることや方針などを教えてください。
古川:音楽を楽しんでもらうことを第一に心掛けています。
自分で組んだカリキュラムの中で、例えば5段階のレベルがあるとして、1段階目で学んだことが2段階目でどう役立つのか、実際の曲でどう活かせるのかといった驚きを感じてもらえるよう工夫しています。
生徒さんが楽しみながら成長できる段階的なカリキュラム設計を意識しています。
小学生の場合は、難しい理屈よりも日常生活に即した例えを用いて指導します。例えば「お箸の持ち方」などを引き合いに出しながら、分かりやすく伝えるよう心がけています。
オーダーメイドのレッスンで自立したミュージシャンへ
ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。
古川:特定のコース分けはなく、一律の月謝制で運営しています。最終的には私のレッスンを卒業して自分で考えて演奏できるようになることが目標です。そのために、生徒さんの希望に応じて臨機応変に内容を変えています。
趣味で楽しみたい方にはそのペースで、プロのギタリストを目指す方にはそれに必要なスキルを教えるなど、オーダーメイドのレッスンを提供しています。
レッスン形態としては、「月3回30分」と「月2回45分」の2種類があります。30分コースは主に小学生向けで集中力を考慮したものです。中学生以上は基本的に45分コースをお勧めしています。月謝は7,500円で統一しています。
実践的な場での音楽の輪を広げる
ー今後より強化していきたいことや、取り組んでいきたいことがあれば教えてください。
古川:私自身も音楽活動をしており、毎月ライブを企画しています。ある程度人前で演奏できる生徒さんには、発表会だけでなく実際のライブに出演してもらう機会を増やしていきたいと考えています。
マンツーマンレッスンが基本なので、レッスン以外の場で他の音楽家と交流できる機会を提供することが大切だと感じています。音楽を通じて人間関係を広げ、さまざまな方と交流してほしいという思いがあります。
ー最後に、この記事をご覧の方へ向けたメッセージをお願いします。
古川:当教室は個人運営のため柔軟性があります。レッスン日時も毎回相談しながら決めていくなど、自由度が高いのが特徴です。大手の教室にありがちな固定曜日制やグループレッスンではなく、マンツーマンでじっくり指導します。
独学やYouTubeで学んでいる方は気づかない癖が付いていることも多いので、まずは体験レッスンだけでもお気軽にお越しください。