従来の枠を超える生徒が主役の音楽指導 – 森音楽教室の森さんにインタビューしました!

大阪の教室を拠点に、オンラインでもレッスンを展開する「森音楽教室」。2002年の設立から20年以上の歴史を持ち、作曲指導を専門としながらピアノや音楽大学受験対策まで幅広く対応しています。

教室主宰の森さんに、その独自の教育理念と指導方法についてお話を伺いました。

音楽業界での豊富な経験を活かした教室運営

ー教室の概要について教えてください。

森:大阪で教室を運営していますが、オンラインレッスンも行っているため、対象は全国に広がっています。専門は作曲指導で、大阪にある教室とオンラインの両方で提供しています。

また、学生向けのピアノレッスンと大人向けのピアノレッスンも行っています。さらに、音楽大学受験を目指す方への受験対策も実施しています。

ー教室設立のきっかけや経緯について教えてください。

森:大学院で作曲を専門的に研究した後、ヤマハの講師としてコンピューターミュージック(パソコンを使った音楽制作)を教えていました。

その後、さまざまな経験を経て独立し、この教室を始めました。

他に類を見ない独自の指導スタイル

ー他の音楽教室にはない特徴や、一番のアピールポイントについて教えてください。

森:作曲を教えている教室自体が少ないことが最大の特徴です。また、使用しているピアノもドイツ製で、国産のものとは異なります。

ピアノの指導においては、私が高校生になってからピアノを始めたこともあり、独自の指導を行っています。例えば、長時間の練習を強いるのではなく、集中力を高めて効率的に上達する方法を教えています。

生徒さんの自主性を尊重し、「レッスンを受けたくなったら受け、やめたくなったらやめる」という自由なスタイルを取り入れています。特に大人の生徒さんには、難易度の高い楽譜を弾けるように編曲するなど、それぞれの要望に合わせて指導を行っています。

何より「音楽を学ぶ」というコンセプトを大切にしています。ただピアノを弾くのではなく、音楽そのものを考え、理解できるようになることを目指しています。

そのため、できるだけ早く教室を卒業して、自分で自由に音楽を楽しめるようになってほしいと考えています。

私自身が小さい頃から音楽を習うという一般的な道を歩んでこなかったため、他とは違うアプローチが自分にとっては自然かと思います。

生徒中心の柔軟な指導方針とカスタマイズプラン

ー生徒さんに指導する際に、特に意識していることや方針があれば教えてください。

森:最も重要なのは、私ではなく生徒さんにとって何がベストかを考えることです。レッスンは私のものではなく、生徒さんのものです。

そのために日々勉強を続け、クラシックからポップスまで、さらにはジャズ・演歌まで幅広く対応できるようにしています。

生徒さんの要望を最優先に考えるため、長年通い続ける方も多く、比較的出入りの少ない教室となっています。大手音楽教室のようにカリキュラムを固定せず、生徒さん一人ひとりに合わせた指導を行っています。

ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。

森:基本的にはホームページに記載している通りですが、生徒さんの状況に合わせて様々なコースを用意しています。月謝制の生徒もいれば、チケット制で好きな時に来る中学生もいるなど、一人ひとりのニーズに合わせて対応しています。

こちらから一方的にプランを提示するのではなく、生徒さんの要望を聞いて柔軟に対応することを心がけています。

生徒の声を反映した教室づくり

ー今後、より強化していきたい部分や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

森:基本的な理念は変わりませんが、生徒さんからいただいたアイデアや、こちらから生まれた新しいアイデアで喜んでいただけるものがあれば、どんどん取り入れていきたいと思います。

コロナ禍をきっかけにオンラインレッスンを始めましたが、元々は遠方の方から「作曲を習いたい」という問い合わせがあったことがきっかけでした。

これからも生徒さんの要望に応え続けていくことが一番の目標です。個人経営だからこそ、柔軟に対応できる強みを活かしていきたいと考えています。

また、他の教室や先生と連携を図ったり、共同企画をしていきたいです。

既にそのような取り組みを進めており、札幌の中村彩子先生とは「オトナ女子のための聴き映えピアノ曲集Flowers」の出版を行いました。

ー最後に、この教室への入会を検討されている方へメッセージをお願いします。

森:音楽が楽しいのは当たり前だと思います。その楽しさを一生ものにできるようサポートしていきたいと考えています。

どんどん要望を言っていただければ、生徒さん目線で常に対応していきますので、気楽にお問い合わせいただければと思います。