「生きづらさ」に寄り添うヨガ教室 ─ 心理療法の視点を取り入れた「mumuksu yoga」

自宅スタジオを拠点に、少人数制のヨガレッスンを展開するmumuksu yoga。医療現場で培った知識と、ヨガの哲学を融合させた独自のアプローチで、心と体の調和を目指す指導を行っています。フィットネスの枠を超え、一人ひとりの内側から生まれる気づきを大切にした、新しいヨガの形を提案しています。

サービス概要

ーまず、mumuksu yoga(ムムクシュヨガ)について教えていただけますか?

小田さん:自宅スタジオを拠点に、心と体の癒やしに特化した少人数制のヨガレッスンを提供しています。通常のヨガスタジオでは扱いづらい哲学的な要素も織り交ぜながら、時には食事を共にするなど、ゆったりとした時間の中でレッスンを行うのが特徴です。

またスポーツクラブでの指導や企業向けの動画コンテンツ制作なども行っており、場所や形式にとらわれない多彩な形でヨガの魅力を伝えています。最近では心理療法の資格も取得し、より専門的な視点からのカウンセリングも始めました。

設立の経緯・きっかけ

ーヨガ教室を始められたきっかけを教えていただけますか?

小田さん:元々看護師として長くキャリアを積んでいたのですが、29歳で地元の鹿児島から神奈川に移住した際、体を動かしたいと思いホットヨガを始めました。当初は合気道道場を探していたのですが、看護師の不規則な勤務シフトでは通えず、時間に融通の利くヨガスタジオに通い始めたのがきっかけです。

約3年間ホットヨガを続けた後、資格を取得。その後、派遣看護師として働きながら、インストラクターとしての活動を始めました。

特徴やアピールポイント

ーmumuksu yoga(ムムクシュヨガ)の特徴的な部分を教えていただけますか?

小田さん:当教室の最大の特徴は、心と体を繋ぐサポートができる点です。単にポーズができるようになることや、筋力・柔軟性が向上することも大切ですが、心と体を繋げることで、ストレス軽減や自己治癒力の向上につながります。

特に、呼吸を意識することで自律神経が整い、自分の感情が見えてきたり、他者の声がより明確に聞こえるようになったりします。このように、自分と繋がることができるようになると、他者とも調和しやすくなります。

生徒に指導する際に意識していること

ー指導の際に特に気を付けていることはありますか?

小田さん:生徒さんの内側から起こる気づきを大切にしています。例えば、ストレスを抱えている方は、周りと同じようにできているか、鏡の中の自分の姿を気にする傾向があります。そのような方には、形にとらわれず、体の感覚に意識を向けるよう促しています。

レッスン後に「今日はこんなに胸が開いた」と喜んで帰られる方や、「お母さん、今日は優しいけどどうしたの?」と家族から言われる方もいらっしゃいます。このような変化は、心と体が繋がることで自然と生まれてくるものだと考えています。

コースや料金体系について

ー料金体系についてお聞かせください。

小田さん:グループレッスンは5名までで、1人2,000円です。ワークショップの場合は2時間で3,000円です。プライベートレッスンは60分5,500円、3回セットで15,000円(税込)となっています。カウンセリングは60分6,600円です。なお、初めての方は、まずは直接またはオンラインでお話をさせていただき、その後レッスンに進む形を取らせていただいています。

今後のビジョン・展望

ー今後の展望についてお聞かせください。

小田さん:現在、本の出版準備を進めています。また、トラウマの心理療法を学んだ経験を活かし、企業向けの研修サービスも展開していく予定です。生きづらさを感じている人や、自分が生まれてきた意味が見つからないと悩む人が増えている中で、より多くの方の心の支えになれるような活動を目指しています。

記事を読んでいる方へのメッセージ

ー最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

小田さん:自分の力を信じることは難しいかもしれません。でも、1人で頑張り過ぎる必要はありません。人と人との繋がりによって癒やしが生まれます。そのためにまず、自分の中の心と体をしっかり繋ぐことから始めてみてください。どんな困難な出来事も、必ず乗り越える力が皆さんの中にはありますので、全ての経験には意味があると信じて、幸せな人生を歩んでいただければと思います。

なお、心理カウンセリングについても承っています。通常のカウンセリングとは異なり、身体感覚にフォーカスする心理療法を行っています。気軽にお問い合わせください。