「脳科学×個別指導で子どもの可能性を広げる」脳育個別指導B.E.L-代表の藤本さんにインタビューしました!

大阪で教育支援を展開する「脳育個別指導B.E.L。子どもたち一人ひとりの脳の発達に着目し、完全オーダーメイドの学習支援を提供しています。2019年の設立以来、2歳から高校生までの幅広い年齢層を対象に、独自の教育メソッドで子どもたちの可能性を広げてきました。

代表の藤本氏は、我が子の不登校という経験から、脳科学と心理学を組み合わせた新しい教育支援の形を模索。その実践から生まれた知見を活かし、発達障害や不登校など、様々な課題を抱える子どもたちとその家族に寄り添ってきました。

今回は、教室設立の経緯から、指導方針、そして今後の展望まで、じっくりとお話を伺いました。

「脳育個別指導B.E.L」の特徴

ー御社のサービス内容について具体的に教えていただけますか?

藤本:基本的に2歳から中学生、高校生までを対象としています。完全個別指導で、対面とオンラインの両方に対応しています。特徴は、お子さん一人ひとりの脳の発達に着目した支援を行っている点です。

右脳型か左脳型か、視覚優位か聴覚優位かなど、その子の特性に合わせて学習方法をカスタマイズしています。学習は理解からアウトプットの繰り返しですが、その入り口である「理解」の部分で躓いているのに「覚えろ」と言われても効果は上がりません。

そこで、脳の発達に合わせて個々の子どもを伸ばしていく、完全オーダーメイドの指導を行っています。

教室設立の経緯

ーこの教室を立ち上げた経緯を簡単に教えてください。

藤本:きっかけは、息子が小学3年生で不登校になったことでした。当時、私は別の教育事業を運営していましたが、息子の状況に向き合う中で、新しい教育の可能性を模索するようになったのです。

発達障害支援の現場で働く機会を得て、初めて「脳科学」という観点に出会い、脳の発達と心理学を組み合わせた独自のメソッドを研究。息子への支援を通じてその効果を実感し、この経験を活かして2019年に「脳育個別指導B.E.L」を立ち上げました。

少子化が進む中、一人一人の子どもが大切な人材です。発達障害や不登校など、様々な課題を抱える子どもたちとその家族に寄り添い、誰一人取り残すことなく、子どもたちの可能性を広げていきたいと考えています。

子どもと向き合う姿勢

ー生徒さんと関わる際に気をつけていることはありますか?

藤本:子どもを絶対に否定しないことを心がけています。「あなたは大丈夫」「あなたはできるんだよ」と、その子の存在を認め、可能性を信じることを大切にしています。叱る必要がある時ももちろんありますが、ただ怒鳴るのではなく、その子の力を信じる気持ちを持って接しています。

また私は「お父さんお母さんの次の応援団長」という立場で、子どもたちと関わっています。大人になって親には言えないことが出てきた時に、「先生のところに行こう」と思ってもらえるような関係性を築きたいと考えています。

コース・料金体系

ーコースや料金体系について教えてください。

藤本:基本的なコースとして月4回の指導を設定しており、正規料金は29,000円となっています。ただし、継続して通っていただける場合は割引制度を適用しており、実質的には25,000円程度でご利用いただけます。

家庭の状況に応じて柔軟な対応も行っており、月1回のペースは学習効果の観点から推奨していませんが、月2回や月3回といったカスタマイズされたコース設定も可能です。すべてのコースにおいて、お子様一人ひとりの特性に合わせた完全オーダーメイドの指導を提供しています。

今後の展望

今後取り組んでいきたいことについて教えて下さい。

藤本:個人の力には限界があるため、より多くの子どもたちを支援できる体制づくりを目指し、先月、一般社団法人を立ち上げました。脳科学心理教育士の資格を発行し、支援できる人材を増やしていく予定です。

学校現場の先生方の大変さも理解した上で、発達障害や不登校の子どもたちのケアができる専門家を派遣できる体制を作りたいと考えています。

企業における発達障害者の離職問題にも取り組み、誰もが生き生きと暮らせる社会の実現を目指しています。

保護者の方へのメッセージ

ー入塾を検討されている保護者の方へメッセージをお願いします。

藤本:一番お伝えしたいのは、「一人で抱え込まないでください」ということです。子育ては育児書通りには進まないものです。お子様一人ひとりの輝きを引き出すと同時に、お父様お母様の人生も輝かせていただきたい。まるで近所の親戚のおばちゃんのような気軽な存在として、頼っていただければと思います。

子どもたちを笑顔にするためには、パパ・ママの笑顔が必要不可欠です。さらには、おじいちゃん・おばあちゃんの笑顔も大切です。少子高齢化が進む中、私たちは国や行政の対応を待つのではなく、今できることを最大限行動に移していきたいと考えています。

発達障害や不登校の経験を持つ方々が社会に出た時に直面する課題にも目を向け、誰もが生き生きと暮らせる社会づくりを目指しています。本当の意味で「共に」子どもたちの笑顔を育んでいけるパートナーとして、ご家族の皆様をサポートさせていただきたいと思います。