3歳から70代までの幅広い年齢層に、マンツーマンのレッスンを提供するピアノ教室「ぴあにしも」。
振替レッスンなど柔軟な対応も特徴的で、生徒さん一人ひとりに寄り添った教室です。
ピアノ技術の向上だけでなく、心の成長も見守る温かい指導が魅力の教室について、つむらや先生にお話を伺いました。
幅広い年齢層に対応したマンツーマンレッスン

ー どういった方を対象にどのようなレッスンを行っていらっしゃいますか?
つむらや先生:3歳ぐらいから、70代ぐらいの方までの方を対象にピアノをマンツーマンでレッスンしています。
ーご自身がこの教室を始められたきっかけや背景についてお伺いできますか?
つむらや先生:初めはピアノ教室ではなく、昔ながらの童謡唱歌の歌を教えるお教室を開かせて頂きました。
それも初めから自分がやるつもりがあったわけはなく、カルチャー教室に私の息子を通わせていたところ、とても人気で2年目で抽選に外れてしまったんです。
同じような教室を都内で探したのですが、なかなか近場になかったことから、「じゃあ、自分で作ろう」ということで、子どもさんのための童謡教室を公民館でさせていただくようになりました。
その中で生徒さんに「ピアノは教えてないのか」というお問い合わせを多くいただいたことで、ピアノのレッスンを始め、約23年くらい続けています。
他の教室にはない特徴と強み
ー他の教室にはない特徴やアピールポイントについて教えていただけますか?
つむらや先生:そうですね。恐らく振替レッスンが自由なことだと思います。
多少の決まり事はありますが、例えば「月何回しか出来ない」とか、「学校行事によるお休みしか受け付けません」とか、そういう縛りは特にございません。
レッスン始まる前までにご連絡いただければ、比較的柔軟に対応させていただいています。
特に小さいお子さんは幼稚園から帰ってきて具合が悪いこともありますので、振替が柔軟なところが一番通っていただきやすいかなと思います。
あとは、駐車場をご用意していますので、下のお子さんを連れてお車でいらっしゃる方もいらっしゃいます。
レッスンの雰囲気とスタイル
ー普段のレッスンの様子を教えてください。
つむらや先生:30分レッスンが基本で、小さいお子さんでも大きい子でも、親御さんに見ていただくかどうかは自由です。
小さいお子さんでも預けて送り迎えだけの親御さんもいらっしゃいますし、高校生のお子さんでも毎回付き添われて下さる親御さんもいらっしゃいます。
レッスンが始まると、お家や学校であった出来事などを話して下さるお子さんのお話には耳を傾け、ほどなくしましたらお指のための練習の教本や曲想のお勉強の教本などを経て、発表会前ではない時期には聴音(ソルフェージュ)のお勉強をします。
ピアノが2台あると生徒さんと一緒に弾いてあげられるので、やはり生徒さんの上達が早いですね。以前はピアノ1台だけでレッスンさせて頂いていた時期もありますが、1台だけでは出来ないレッスンをご提供させて頂く事ができます。
お歌の音程がいまいちなお子さんには、音程の指導をさせて頂く事もあります。
関係のないかもしれませんが、私自身が一応カウンセラーの資格を持っているので、色々なことを話してくださるお子さんが多いですね。
ピアノのレッスンはもちろんですが、その方のレベルや練習できる量に合わせて弾きたい曲を考慮したり、必要な技術が身につく教材を使用して進めています。
お家での練習がたくさん出来る方には、より踏み込んだレッスンを、出来ない子にはご一緒に練習をさせて頂くように対応させて頂いております。
ご事情でこの教室に来ないと練習できない子もいらっしゃるので、練習してこなかったからといって、頭ごなしに一律に怒ることはありません。
指導において大切にしていること
ー生徒さんを指導される際に、大切にしていることや意識していることはありますか?
つむらや先生:やはり生徒さん一人ひとりが置かれている毎日の状況が違いますので、練習量も個人差があります。
とにかくここに来てくださる時は、ピアノに触れていただく。
たとえ1週間に一度、ここでしか触れられない子であっても、その子はその子なりにピアノを楽しんでもらう。
「練習ができなければピアノに通ってはいけない」とか、そういった考えではなく、そのお子さんに合わせてピアノを楽しんでいただくということを心掛けるようにしています。
小さなお子さんへの対応方法
ー30分というレッスン時間がなかなか集中できないお子さんもいらっしゃると思いますが、工夫していることはありますか?
つむらや先生:他の先生と同様にリトミックなども取り入れながらなのですが、やはり基本はピアノ教室ですので、できるだけ無理がない程度にピアノに長く座って触れていただくようにしています。
それでも、30分もたないという時は、リトミック的な要素を入れて体を動かしたり、カードゲームや手遊びなども取り入れています。
時には、どうしてもレッスンできない時もあります。
集中ができない時もあります。
そういう時は、「じゃあ今日はやめておこう」と、できる時に振替をして、無理はさせないようにしています。
提供しているコースについて
ー用意されているコースについて教えてください。
つむらや先生:基本的には30分レッスンですが、生徒さんのご希望に合わせてレッスンしています。
中には、音楽の学校に進みたいという方もいらっしゃるので、そういった生徒さんは少し長くレッスン時間を取って、教材も進路に合わせて強化しています。
これまでに、音楽大学、音楽大学付属高校に進んだ生徒さんもいます。
あと、大人の生徒さんは「ワンレッスン」という形で、主に1時間のレッスンを行っています。
週に1回来られる方もいれば、月に1、2回という方もいます。
そういった方には、日曜日も空けて対応させていただいております。
今後の展望とビジョン
ー今後強化したいと考えていることや、将来的なビジョンについてお聞かせください。
つむらや先生:芸事というのは時間が味方だと思っていますので、その時代その時代の子どもたちの置かれている状況をできるだけ把握して、少しでも長くピアノを続けていただきたいと思っています。
ピアノを少しでも長く続けられた結果、ピアノの腕前も上がって頂きたいですし、私自身も時代時代の生徒さん方の置かれている状況をキャッチして、その時代に合わせて楽しく無理なく続けて頂けるようなレッスンを提供させて頂ければ幸いです。
入会を考えている方へのメッセージ
ー最後に、入会を考えていらっしゃる方にメッセージをお願いできますでしょうか?
つむらや先生:もちろんピアノ教室ですから、ピアノを習って上達して上手くなっていただく、好きな曲が弾けるようになっていただく、楽譜が読める人になる、それがもちろん大前提なのですが、お子さんの年齢が上がるとともに親御さん以外の大人との関わりが非常に大切になってくると思っています。
親御さんにはお話できないことであっても気軽に話せるような存在で、ずっと親御さんと一緒にお子さんの成長を見守っていきたいです。
お子さんが「週に一度先生に会いたいな」と思っていただけるような先生であったり、教室であることを心掛けていきたいと常日頃思っております。