ギフテッド・発達障害のお子さまに寄り添う学習~|オンライン家庭教師ringOスクール代表インタビュー

学力向上だけでなく、「主体的な学習者」の育成を目指す「オンライン家庭教師ringOスクール」。通常の教科学習から、将来への不安や悩みに関する対話まで、お子さまのニーズに合わせた柔軟な学習支援を行っています。2022年の設立以来、多くの子どもたちの成長を支えてきた同スクールの特徴や想いについて、創業者の土居綾美氏にお話を伺いました。

オンライン家庭教師ringOスクールとは

ーまず、御社のサービス概要について教えてください。

土居氏:オンライン家庭教師ringOスクールは、18歳以下のお子さんを対象としたオンライン学習支援サービスです。主にギフテッド、HSP、発達障害、不登校など、独特な思考や特性を持っていたり、何らかの理由で学習の遅れがある、通常の教育では対応が難しいお子さんを中心にサポートさせていただいています。

オンライン上で1対1の授業を実施しており、お子さん自身が必要とすることや楽しいと感じることを丁寧に聞き取りながら、オーダーメードで学習を構築していきます。

サービス開始の経緯とビジョン

ー立ち上げの経緯についてお聞かせください。

土居氏:私自身、子供の頃から周りの子供たちとは少し違う感覚を持っていて、遊んでいても楽しく感じないなど、しんどさを感じることが多かったのです。高校生の時に「ギフテッド」という言葉に出会い、自分の特性について理解を深めていきました。

大学では「ギフテッド」の研究を行う中で、発達障害や不登校など、様々なカテゴリーについても学びました。そこで気づいたのは、カテゴリーは自分を知るためのヒントにはなりますが、それはその人の一部分でしかないということ。カテゴリーはヒントとして留めつつ、一人一人に向き合っていくことが大切だと実感しました。

また現在も多くのお子さんが居場所を感じられる場所が少なく、そのために新しい出会いや学習機会を得られずにいる現状を課題として感じていました。そういった課題解決の一つの場としてringOスクールを2022年9月に立ち上げました。

ringOスクールの特徴と強み

ー他のオンライン学習支援サービスとの違いについて教えてください。

土居氏:大きく2つの特徴があります。1つ目は、単なる学力向上だけでなく、「主体的な学習者」を育成することを目指している点です。学習を通して自分の特性を理解し、より良い学び方を見つけていく。それが生活の改善にもつながり、人生の主体性を獲得するヒントになるような学習機会を提供しています。

2つ目は、講師陣の特徴です。私たち講師の多くが、不登校経験や障害特性など、何らかの生きづらさを抱えてきた経験があります。そういった経験を持つ講師をメンターとしてマッチングすることで、お子さんたちが多様な価値観に触れる機会を提供しています。

生徒との関わり方に対する考え方

ー生徒さんとコミュニケーションを取る際に、特に意識されていることはありますか?

土居氏:ringOスクールでは、お子さん自身が前向きに、主体的に参加できる形を心がけています。そのために、お子さんの気持ちを逐一確認し、「これは難しかった」「次はこれをやりたい」といった意見を丁寧に聞き取っています。また、より良い学習方法についても、一緒に考えていく機会を多く設けるようにしています。

講師陣には特に意識してもらっているのが、「対等な関係性」の構築です。先生と生徒という関係は、どうしても縦の関係になりやすいものです。しかし私たちは、あくまでも人間と人間として対等な関係性を保ち、生徒が思ったことを言いやすい環境づくりを心がけています。

柔軟な受講形態と料金体系

ー具体的なコースや料金体系について教えてください。

土居氏:ringOスクールでは、完全オーダーメードの学習を提供しているため、決まったコース分けは設けていません。基本的に1授業あたりの定額制を採用しており、それ以外の料金は発生しない仕組みとなっています。

受講頻度も、お子さんの目的や状況に応じて柔軟に調整が可能です。例えば、心のメンテナンスや思考の整理として月1回程度の利用から、集中的に学習したい場合は週に複数回の受講まで、様々なニーズに対応しています。

今後の展望と目指す方向性

ー今後の取り組みやビジョンについてお聞かせください。

土居氏:事業の質の向上は常に意識していますが、特にオーダーメード指導のさらなる進化に注力していきたいと考えています。一人一人に対応する中で得られる学びを積み重ね、より幅広い指導ができるよう、サービスの質を高めていきたいと思います。

またもう1点、講師陣の育成と組織としての成長も注力したいポイントです。当初は私一人で始めた事業でしたが、現在は多くの講師の方々に参画いただいています。

生徒と講師、それぞれに個性がある中で、より良いマッチングを実現し、質の高い指導を提供していくために、組織としての体制づくりにも力を入れていきたいと考えています。

入会を検討している方へのメッセージ

ー最後に、ringOスクールの利用を検討されている方へメッセージをお願いします。

土居氏:発達障害やギフテッド、不登校のお子さんを持つ保護者の方々は、周囲に相談しづらい悩みを抱えていることも多いと思います。

ringOスクールはそういった方々にとって、安心して相談できる窓口としての役割も果たしていきたいと考えています。

お子さんやご家族の状況に合わせて、一緒に最適な学習環境を作っていけることを願っています。まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。