「英語は話せるようになりたいけど、いまさらスクールに通うのは…」
「TOEIC900点を取得したのに、海外の取引先との電話会議では緊張して言葉が出てこない…」
「海外赴任が決まったが、実践的な英会話力が身についていない…」
ビジネスパーソンの多くが、このような英語学習の悩みを抱えているのではないでしょうか。日本の英語教育は読み書きが中心で、「聞く・話す」力が著しく不足していると言われています。その結果、文法や語彙力はあっても、実践的なコミュニケーション力に自信が持てないという状況が続いています。
そんな中、株式会社レアジョブが展開する「スマートメソッドⓇ」が、革新的なアプローチで注目を集めています。16週間という短期間で、”確実な成果”を約束するプログラムとして、多くのビジネスパーソンから支持を得ているのです。
最大の特徴は、アウトプット重視のカリキュラム。単なる会話練習ではなく、科学的根拠に基づいた独自の学習メソッドで、「知っている英語」を確実に「使える英語」へと変えていきます。
今回は、コンシューマー事業部スマートメソッドⓇチームリーダーの今井氏に、プログラムの全貌について詳しくお話を伺いました。なぜ短期間で確実な成果を約束できるのか。その秘密に迫ります。
16週間で確実な成果を約束するビジネス英会話コーチング
ー まず、スマートメソッドⓇの概要について教えてください。
今井様:『スマートメソッドⓇ』は、30代から50代のビジネスパーソンを対象とした16週間の短期集中型ビジネス英会話コーチングプログラムです。最大の特徴は、単なる自己学習ではなく、アウトプットの量に重点を置いた実践的なプログラムであること。そして何より、確実な成果を保証している点です。
プログラムの対象レベルは、CEFR-J(国際的な語学力指標)でA2からB1 highレベルの方々です。この層に特化することで、他社には真似できない確実な成果を実現しています。ただし、初心者の方向けにも適切なサポート体制を整えており、レアジョブの通常のオンライン英会話で3-4ヶ月学習した後にスマートメソッドⓇに移行するといったステップアップも可能です。
サービス開発の背景:法人向けプログラムとしての確かな実績
ー スマートメソッドⓇの開発経緯について教えてください。
今井:スマートメソッドⓇは2018年に法人向けプログラムとして開発されました。法人のニーズとして、単なる英会話学習ではなく、確実な成果が求められていました。多くのコーチングサービスでは「全額返金保証」といった形で安心感を提供していますが、それでは本質的な目的達成にはつながりません。
そこで私たちは、CEFR-Jの1レベルアップを保証するプログラムとして開発を進めました。プログラムの設計は、CEFR研究の第一人者投野由紀夫教授による監修です。これにより、企業の人事部門が求める「確実な成果」を提供できるプログラムが完成しました。
独自の強み:科学的アプローチと実践的カリキュラム
ー 他のサービスと比較した際の、スマートメソッドⓇならではの強みを教えてください。
今井:最大の特徴は、アウトプット重視のカリキュラムです。16週間で80回のレッスンを提供し、各レッスンでは実践的なスピーキング練習を行います。
レッスンの具体的な流れをご説明しますと、まず、生徒は初見のトピックについて3分間即興でスピーチを行います。これは一種の「崖から突き落とす」ような体験です。多くの方は最初、1分も話せませんし、文法も単語の選択も不完全です。
しかし、ここからが重要です。講師は生徒のスピーチに対して、CEFR-Jの基準に基づいた詳細なフィードバックを提供します。これには文法や語彙の修正だけでなく、ビジネスに適した表現への置き換えや、論理的な話の組み立て方についてのアドバイスも含まれます。
そして同じレッスン内で、フィードバックを活かして再度3分間のスピーチに挑戦します。すると多くの場合、話せる時間が伸び、より適切な表現が使えるようになります。この即時的な成長実感が、学習モチベーションの維持にも繋がっています。
教材はすべて自社開発で、各レベルに応じた内容を提供しています。音声学習、ライティング、リスニングなど、総合的なスキル向上を目指した教材を用意しています。レベルが同じでも、受講者によって課題は異なりますので、個々の課題に合わせて最適な教材を選択しています。
記憶定着を重視した独自のレッスン構成
ー レッスンの構成について、もう少し詳しく教えていただけますか?
今井:レッスンは週5回、1回45分で構成されていますが、単なる会話練習ではありません。1週間のレッスンは3つのタイプに分かれており、それぞれが記憶定着に向けた重要な役割を果たしています。
まず「レベルアップレッスン」ではビジネスシーンの会話実践練習で知っていても使えていない表現、話しの構成、本当に伝えたい内容をあぶり出します。次の日には必ず「ブラッシュアップレッスン」を設定し、前日の学習内容を定着させます。このレッスンでは、100年以上もの研究の積み重ねの中で脳のメカニズムに適った記憶を効率よく定着させる「リトリーバル(検索練習)」という手法を取り入れています。
具体的には、レッスン冒頭で前日学んだ内容を自分の頭で思い出す作業を行います。この方法により、記憶の定着率が約2倍になることが研究で示されています。さらに、学んだ表現を異なるシチュエーションで使用する練習も行い、より深い理解と定着を図ります。
プログラムの期間設定:16週間の科学的根拠
ー 16週間という期間設定の理由を教えてください。
今井:この期間は、CEFR-Jの開発に携わった教授陣の監修のもと、実践的な検証を重ねて決定しました。特に法人向けプログラムとして開発した経緯から、確実な成果を出すために必要な期間を慎重に見極めました。
16週間という期間は、ビジネスパーソンにとって決して短くはありませんが、かといって長すぎず、集中して取り組める期間です。実際、多くの受講者が「海外赴任が決まった」「プロジェクトで英語が必要になった」といった具体的な目標を持って参加されており、この期間設定は実践的なニーズにもマッチしています。
長期記憶への定着:科学的根拠に基づくアプローチ
ー スマートメソッドⓇで行っている、英語を「知っている」から「使える」にするための工夫について教えてください。
今井:英語学習において重要なのは、知識を長期記憶に定着させることです。記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があり、長期記憶にある情報が英会話として即座に使えます。
長期記憶に保存される情報は、「生きていくためにその情報が不可欠かどうか」です。そのため、受験英語、TOEICで培った知識は長期記憶に定着されず短期記憶に留まります。
では、「長期記憶に定着させるポイントは何か?」ということですが、答えは「脳を上手くダマす」です。短期間の間に、同じ情報が何度も脳に入ると、海馬は「こんなに短期間のうちに何度も入ってくる情報なら必要なものに違いない!」と勘違いします。つまり、一定期間の間に何度も繰り返し行った事が長期記憶になるということです。
例えば、皆さんは「How are you?」と聞かれれば「Fine, thank you.」という表現を即座に言えると思います。これは、学生時代に教師との対話の中で何度も短期間で使用した経験があるからです。
上記経験からも脳を上手くダマして長期記憶に定着させて、実際に「使える」ようになるには、以下の3つの要素が必要です。
- 第三者の存在(対話の相手)
- 具体的な状況設定
- 短期間での十分な使用頻度
スマートメソッドⓇのカリキュラムは、これらの要素を全て満たすように設計されています。講師との対話を通じて、実践的な状況で繰り返し表現を使用することで、確実に「使える英語」を身につけることができます。
講師の質とサポート体制:充実した学習環境
ー 講師陣の特徴について教えていただけますか?
今井:スマートメソッドⓇでは、専属の正社員フィリピン人講師が指導を担当します。特に重要なのが、的確なフィードバックができる能力です。私は英会話業界で3社目のキャリアですが、当社の講師陣の質は群を抜いています。
講師は、文化的な違いにも十分な配慮ができるよう訓練されています。例えば、英語ネイティブスピーカーは、ハイコンテキストな日本の文化と異なり、より詳細な説明を好む傾向があります。日本人は簡潔な表現を好みますが、グローバルビジネスの場面では、より詳しい説明が求められます。
講師はこうした違いを理解した上で、適切な量の発言を促すよう工夫しています。例えば、生徒が結論だけを述べた場合、補足説明を促す質問を投げかけるなどの工夫をしています。
コンサルタントによるサポート:モチベーション維持と自律学習者の育成
ー 講師以外のサポート体制について教えてください。
今井:コンサルタントによるサポートも重要な特徴です。英語学習では、特にスピーキング力の向上は実感しにくいものです。そのため、コンサルタントが定期的に学習状況を確認し、第二言語習得理論に則り適切なアドバイスとモチベーション維持のサポートを行っています。
コンサルタントの最終的な目標は、16週間で「自律した学習者」を育成することです。課題を自己分析し、適切な学習方法を選択できる力を身につけていただくことで、プログラム修了後も継続的な成長が可能になります。
他社との差別化:アウトプット重視のアプローチ
ー 他のコーチングサービスとの違いについて教えてください。
今井:多くのコーチングサービスは、インプット(自己学習)中心のアプローチを取っています。シャドーイングや単語学習、文法学習は確かに重要ですが、それだけでは実践的な会話力は身につきません。
実際、他社のコーチングプログラムを卒業された方が「学習はしたが話せるようにならなかった」という理由で当社のプログラムに参加されるケースも増えています。これは、アウトプット機会の不足が原因だと考えています。
私たちのプログラムでは、インプット学習も行いますが、それ以上にアウトプットの機会を重視しています。週5回のレッスンで、実践的な会話練習を積み重ねることで、確実に「使える英語」を身につけることができます。
今後の展望:さらなる進化を目指して
ー 今後の展開についてお聞かせください。
今井:現在、最も注力しているのが講師とコンサルタントの質のさらなる向上です。受講者との接点となるこの二つの要素は、プログラムの成功に直結する重要な要素だと考えています。
すでに高い評価をいただいていますが、受講者からのフィードバックを細かく分析し、さらなる改善を続けています。特に、ビジネスパーソンの多様なニーズに、より柔軟に対応できる体制づくりを進めています。
確実な成果を約束するプログラムとして
ー 最後に、サービスの利用を検討されている方へメッセージをお願いします!
今井:異動や転職して英語が必要になった、海外出張・赴任が決まった、といった喫緊の課題を抱える方々に、特にお勧めしたいプログラムです。単なる学習ではなく、確実な成果をお約束する16週間の集中プログラムで、ビジネスの現場で実際に使える英語力を身につけることができます。
「知っている英語」を「使える英語」に変えるには、適切な方法と環境が必要です。スマートメソッドⓇは、科学的な根拠に基づいた学習方法と、実績のあるカリキュラムで、その変化を確実にサポートします。まずは気軽にご相談いただければと思います!