2024年8月に設立した愛知県碧南市の新しいピアノ教室「そのピアノ教室」。絶対音感プログラムや柔軟な振替制度など、生徒一人ひとりに寄り添った指導が魅力です。
演奏活動と並行してピアノ指導を行う藤田先生に、教室の特徴や指導に対する想いについてお話を伺いました。
音楽への情熱が生んだピアノ教室

ー教室の概要について教えてください。
藤田:ピアノを初めて習うお子さんの導入指導に特化したピアノ教室ですが、実際には3歳から80代まで幅広い年齢の方が通っています。
最近では3~6歳の子ども向けに、絶対音感を身につけるコースを開設しました。
ー教室を始めようと思ったきっかけや経緯について教えてください。
藤田:中学生の頃からピアノに関する仕事がしたいと思っていました。高校生の時に音楽高校に進学し、先生が演奏活動と指導の両方を行っているのを見て、自分の目指す姿が明確になりました。
ピアノ教室を開くことが夢でしたが、自宅に防音室とグランドピアノを置ける環境が整うまでは、別の教室で指導をしながら自宅でオンラインレッスンを行っていました。
2024年8月に教室を立ち上げ、11月末から生徒の募集を開始しました。ピアノも小さい子どもも好きなので、今は教えることが一番楽しいと感じています。
楽しさを追求する発表会と絶対音感が身につくプログラム
ー教室として一番のアピールポイントがあればお伺いさせてください。
藤田:発表会に特に力を入れたいと思っています。
ジブリ作品などテーマを設定した演出や、クリスマス会でのサンタ訪問、他の楽器奏者とのアンサンブル体験、友達との連弾機会など、多彩な音楽体験を提供したいと考えています。
親御さんに喜ばれているのはレッスンの振替制度で、お子さんの急な体調不良などでも対応できるよう配慮しています。
例えば、下のお子さんが熱を出して親御さんが上のお子さんのレッスンの送り迎えができない場合には、その週はオンラインに切り替えるなど柔軟に対応しています。
また、絶対音感コースも特徴のひとつです。私がピアノを弾いてそれを当てていくというプログラムを行います。
ご家庭でも練習してもらい、2歳半から6歳くらいまでの子どもには絶対音感が身につくようなカリキュラムを実施しています。
「楽譜が読める」を確実に身につける指導法

ー実際に指導する際に、特に意識をしていることや方針などがあれば教えてください。
藤田:ピアノを辞める主な理由のひとつに「楽譜が読めない」という問題がありますが、当教室ではすべての生徒が楽譜を読めるようになる指導を行っています。
導入期からの丁寧な指導により、正しい姿勢と読譜力を身につけられます。単純なドレミファソだけでなく、全音域やシャープ・フラット、様々な調も読みこなせるよう教材も工夫しています。
一人ひとりのライフスタイルに合わせた多彩なコース設計
ー教室で提供しているコースやプランについてお伺いさせてください。
藤田:レッスンプランは月3回30分・45分・60分と、月2回30分・45分・60分、あとは単発レッスンも行っています。絶対音感コースは月3回30分・45分のみです。
大人向けには「1曲マスターコース」など、特定の曲を弾けるようになるまで通う短期集中コースも予定しています。中高生も部活で忙しくなったら月2回に変更するなど、ライフスタイルに合わせて通いやすいコースを選べます。
オンラインレッスンでは15分や20分の短いコースもご用意し、生徒さんの状況に応じて柔軟に対応しています。
音楽を通じて人生を豊かに彩る学びの場

ー今後、より強化していきたい点があれば教えてください。
藤田:ピアノは基本的にソロ演奏が中心になりますが、私自身が演奏活動をする際は他の楽器の方と一緒に演奏することが多く、それがとても楽しいと感じています。
生徒たちにも、他の楽器とのアンサンブルや教室の友達との連弾など、誰かと音楽を奏でる経験を提供していきたいと思います。それがモチベーションの向上や、次もまたやりたいという気持ちにつながると考えています。
ー最後に、入会を検討されている方へのメッセージをお願いします。
藤田:ピアノは将来にも役立ち、保育士や教師、音楽療法士など職業の幅も広がります。何より自分の好きな曲が弾ける喜びは大きいものです。
吸収力のある3~6歳の時期に音楽に触れておくことで、今後の人生がより豊かになるでしょう。最初は楽器を持っていなくても大丈夫ですので、まずは体験レッスンにお越しください。