書の教室 kayocalliは、子供から大人まで幅広い年齢層を対象とした書道教室です。江東区と中央区の教室を拠点に、カフェでのマンツーマンレッスンや出張レッスン、オンラインレッスンなど多様な形態で指導を行っています。
少人数制で一人ひとりに丁寧な指導を行う同教室の取り組みについて、小宮さんにお話を伺いました。
30年の指導歴から生まれた多様なレッスン形態

ー教室の概要について教えてください。
小宮:江東区の潮見と中央区の八丁堀に教室を構え、書道と硬筆を指導しています。子供を中心に、保育園児から大人まで幅広く教えており、最高齢の生徒様は75歳前後です。
教室でのレッスンのほか、カフェでのマンツーマンレッスンや出張レッスン、オンラインレッスンも実施しています。
母親たちのつながりから生まれた書道教室
ー書道教室を始めたきっかけや経緯について教えてください。
小宮:教室としての形が整ったのは17、18年前ですが、私自身は30年ほど前から書道の指導を始めました。当初は企業のサークル活動として、会社の会議室で教えたのが始まりでした。
子育てが一段落した頃、母親友達から「子供を数人集めるので教えてくれないか」と頼まれたのがきっかけです。当時から師範の資格を持っていたので快諾しました。
学校や幼稚園で使う道具に筆で文字を書いてほしいと頼まれることも多く、その延長線上で子供への指導が始まりました。特に宣伝はせず、母親たちの口コミで広がっていきました。
少人数制で一人ひとりに合わせた丁寧な指導
ー他の書道教室にはない特徴や、アピールポイントを教えてください。
小宮:一人ひとりのペースに合わせた指導を心がけています。1クラス最大6人程度の少人数制で、学年で区切ることもありません。
生徒たちは教室に入ると、まず30秒間姿勢を正して目を閉じ、心を落ち着かせることから始めます。そして周りの状況に関係なく、一人ひとりと向き合って指導しています。
指導の成果として、全国約2000の教室の中から毎年「優秀教室」に選ばれています。また、小学生や中学生の中には、最高段の8段まで達する生徒も多数います。
私は自分のできる伝え方で教えていますが、それが生徒たちにフィットし結果につながっているのだと思います。
集中力と自己肯定感を育む書道の力
ー生徒に指導する際に、特に意識していることや方針があれば教えてください。
小宮:書道では4文字、硬筆では15文字程度の課題を書きますが、子供は途中で失敗すると気持ちが切れてしまいがちです。そこで私が繰り返し伝えているのは、「諦めずに最後までやり遂げること」の大切さです。
最近特に実感しているのは、不登校や引きこもり、自信を失ってしまった子供たちに書道が良い影響を与えることです。
多くの子供たちは学校で字に対してネガティブな指摘を受けることが多いのですが、書道教室で「綺麗な字とはこういうものだ」と教わることで具体的なイメージが湧きます。
実際に綺麗な字が書けるようになると、家族や学校の先生からも褒められる経験が得られ、自己肯定感を高める大きなきっかけなります。
硬筆は比較的早く成功体験が得られるため、自信を回復するのにおすすめです。
実際に長期間学校に行けなかった子が、書道を通じて自信を取り戻し、再び学校に通えるようになったケースもありました。
多様なニーズに応える柔軟なコース設計
ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。
小宮:子供向けのレッスンは月謝制で、毎週決まった曜日・時間に通う形式です。
大人の方は月に1、2回のペースで通う方が多く、段階的にレベルアップしていくカリキュラムを用意しています。1つのコースが半年間(6〜7回)で完結するよう設計し、1つのコースを終えたらまた次のコースを受講できる仕組みになっています。
オンラインでの新たな可能性を追求
ー今後、より強化していきたい部分や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。
小宮:現在、教室では集団指導、カフェやオンラインではマンツーマンで教えていますが、今後はオンラインでの複数人レッスンも検討しています。
マンツーマンに比べると一人あたりの指導の密度は薄くなりますが、少しずつ積み重ねていけば濃密な学びになります。
「今日はこの3つだけを覚えましょう」といった焦点を絞った指導で、知識を積み上げていくアプローチを考えています。
ー最後に、記事をご覧になる方や、教室に入会を検討している方に向けたメッセージをお願いします。
小宮:字を上手に、綺麗に書きたいと思い立った時が始め時です。教室でもオンラインでも、様々な形で指導することができますので、躊躇せずにご相談ください。
一人ひとりに合った教え方をご提案できると思います。