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英検準一級の難易度を大学受験における偏差値やtoeicや大学入試の共通テストの難易度と比較しながら徹底解説します。
2024年度の英検準一級における難易度を英検2級のリスニングとの難易度の違いなども交えながら解説します。
また英検準一級の難易度は大学受験を控える高校生にとってどれくらいの難易度なのか早稲田合格者目線で解説します。
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英検準一級の難易度は大学中級レベル
結論として、英検準一級の難易度は大学中級レベルです。
英検準1級は、「最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。」(引用:英検準一級の試験内容)
英検準一級に必要な単語数は約7,500〜9,000語程度です。
そのため、英検準一級では英検2級に加え約3,000語を学習する必要があるとされます。
英検準一級のリスニングの難易度
英検準一級のリスニングのCSEスコアは29問で750点となっています。
読まれる速さとしては、一分間に135〜145単語程度となっており。英検二級と大きな差はありません。ただ、英検準一級のリスニングの長さは試験時間は約30分で、二級と比べると設問の数が一つ増え、約5分ほど長くなります。
そのため、英検2級よりも長く集中力を保つ必要があります。
英検準一級のリスニングの合格点としては、リスニングでは21問(正答率72%)が目安となっており、7割は取らないといけないため、苦手な方はしっかりと克服しないと合格が難しいでしょう。
英検準一級の合格率と合格点を解説
(結論)英検準一級の合格点は60点 / 86点(得点率70%)です。
(結論)英検準一級の合格率は約16%です。
英検準一級の各セクションでの得点の目安として、リーディングは24点 / 41点(得点率59%)、ライティングは11点 / 16点(得点率69%)、リスニングは25点 / 29点(得点率86%)をとることで合格点を取ることができることとなります。
英検準一級の難易度の大学受験の難易度と比較
英検準一級の難易度と大学受験の難易度と比較して解説します。
英検準一級の難易度は大学受験の偏差値60程度
結論として、英検準一級の難易度を偏差値で表すと約60程度となります。
つまり、英検準一級の難易度はGMARCH以上の大学で出題される英語の試験と同等レベルとなります。
英検準一級の難易度は、高度な文法や語彙の知識を必要とし、ライティングやスピーキングのセクションでは、論理的な文章や自然な会話を作る能力も求められます。
そのため、大学受験の試験項目と少しずれている部分もありますが、語彙レベル、リスニングレベル、長文読解力などにおいては大学受験の偏差値における60程度となります。
【2024年】MARCHで英検利用できる大学学部と倍率を解説!英検準一級の難易度の大学
英検準一級の難易度を大学に例えた場合、それぞれの大学の英語の入学試験のレベルと比較すると、GMARCHレベルと同等と言えます。
また、英検は入試に活用し、有利に受験をすることができますが、難易度の高い大学では英検2級ではなく、英検準一級以上を持っていることが優遇される条件となることが多いです。
下記に英検準一級を優遇の対象とする大学を一部ご紹介します。
(引用:日本英語検定協会公式サイト)
早稲田の英語と英検準一級の難易度を比較
結論として、早稲田大学の英語の試験と英検準一級の難易度の比較としては、早稲田大学の英語の試験の方が非常に難易度が高いです。
まず、英検準一級と早稲田の英語の語彙のレベルとしてはほとんど同じといって良いでしょう。
また、早稲田大学の中でも社会科学部、政治経済学部の英語は非常に難易度が高いため、この2つの学部は英検準一級レベルの英語よりも非常に難易度が高いです。
特に長文読解における難易度ですが、英検準一級は基本的に選択肢を選ぶ難易度は文章の読解さえできれば難易度は易しいですが、早稲田大学の英語はまず読解が文法の複雑さやテーマの難しさにより難しくかつ設問も非常に難易度が高い問題が非常に多いです。
そのため、英検準一級の英語のレベルはMARCHレベルの偏差値60程度のレベルとなります。
英検準一級の合格に必要な勉強時間の目安はどれくらい?勉強法と勉強計画も解説!英検準一級の他の英語試験と比較した難易度
英検準一級の難易度はTOEICやTOEFLなど他の試験と比較すると、どのようなレベルになるのかを下記にそれぞれ比較しながら説明していきます。
TOEICと比較した英検準一級の難易度
結論としては、英検準一級の難易度はTOEIC(TOEICL&R)の800点程度の難易度となります。(出典:文部科学省より各資格・検定試験と CEFRとの対照表)
また、リーディングおよびリスニングのそれぞれの難易度はTOEICに比べて英検準一級の難易度の方が高いです。
そもそもTOEICはリーディングとリスニングの二技能であるのに対して、英検準一級はそれにライティングとスピーキングを加えた四技能が求められるため、ライティングやスピーキングといった技能の勉強をしてこなかった人にとっては、TOEICより難易度が高いと考えられるかもしれません。
一方でTOEICは短い時間で多くの問題をこなす処理能力の高さが求められるので、そのような難易度の高さはあります。
文章などの内容自体のレベルでいけば、TOEICは英検2級よりは内容的な難易度は高いものの、よりアカデミックな内容が加わってくる英検準一級や英検一級の方が内容的な難易度は高いと言えるでしょう。
TOEFLと比較した英検準一級の難易度
結論として、英検準一級の難易度はTOEFLで61〜89点を取得する難易度に相当します。
TOEFLは級が分かれている英検と異なり、全員が同じ試験で点数が出される試験ですが、総じて英検よりも難易度が高いと考えられます。
一概に比べることは難しいですが一つの指標として、TOEFLは120点満点ですが各点数は以下のように英検の級に対応していると言われています。得点率がそこまで高くなくても英検との互換性が認められていることから難易度の高さが伺えます。
TEAPと比較した英検準一級の難易度
英検準一級の難易度はTEAPにて300点〜370点を取得する難易度に相当します。(出典:文部科学省より各資格・検定試験と CEFRとの対照表)
TEAPも級が分かれていない統一された試験ですが、その難易度は英検準二級から英検準一級程度であるとされています。
TEAPの内容は、難易度が非常に高いわけではないもののアカデミックな内容なども入ってくるので注意が必要です。
また、TEAPの特徴的な点としては、リスニングの難易度が少し高めです。
基本的な難易度は英検と変わりませんが一度実際に問題を解いてみて難易度を確認してみるとよいでしょう。
共通テストの英語のレベルと比較した英検準一級の難易度
結論として、英検準一級の難易度は共通テストの英語のレベルでは約180点〜約200点となります。
語彙レベルやリスニングレベルにおいては英検準一級の難易度の方が共通テストの英語のレベルよりも非常に高いです。
しかしながら、長文読解におけるレベルにおいては大きな差はリスニングや語彙レベルに比べると非常に少ないです。
英検公式サイトでは難易度がわからない
「英検準一級の難易度を知りたいな」と思い、英検公式ホームページを確認してみた人も多くいるのではないでしょうか。
実際、英検公式は各級の難易度の目安を示しています。
ただ英検3級から英検5級の難易度は「使える英語の登竜門」、準二級と二級の難易度は「使える英語で世界へ」、英検準一級と一級の難易度は「リーダー(品格)の英語」と非常に抽象的に難易度が記載されています。
学習カリキュラムになぞらえた難易度も載っていますが、そちらも例えば英検準一級の難易度は「大学中級程度」などと大雑把なものとなっています。
公式サイトの難易度の説明をみても、なかなか難易度のイメージがつきにくいのが実情でしょう。
そのため、これから英検の難易度をもっと具体的にイメージできるような情報を紹介していきます。
英検準一級の難易度をレベルチェックする方法
英検準一級の客観的な難易度についてですが、どうしても難易度の感じ方は人によって異なります。
ここでは、英検準一級の難易度を実際に知る方法を紹介します。
英検準一級の過去問を解いてみる
英検準一級の難易度を確かめたいのであれば過去問を解いてみるのが一番早いでしょう。
自分が受験する級が決まっている人であれば、その級を解いて難易度を知ればいいですし、決まっていない人はここで紹介する難易度の情報などでいくつか級を絞って難易度を確認してみると良いでしょう。
英検準一級の問題集・参考書を見てみる
英検準一級の難易度を知るのにいきなり過去問を解くのに抵抗がある人は、問題集や参考書を見てみると英検の難易度がつかめるかもしれません。
本屋などに立ち寄った際に問題集や参考書を確認してみて、難易度を確認するとよいでしょう。
英検準一級のおすすめの参考書ランキング17選を徹底解説!英検準一級の難易度を評価するポイント
英検準一級の難易度を評価する方法を紹介します。
難易度評価ポイント①合格率をみる
英検準一級のおよその難易度を知るのに効果的な方法の一つが合格率を確認してみることです。
英検準一級の合格率は約16%です。
そのため、10人受けても8人は落ちてしまうほど難易度が高い試験だということが分かります。
英検公式は、近年は合格率などのデータを出していませんが、過去のデータからおよその合格率を推測することができ、各級の難易度を把握することができます。
最後に公表された2015年のデータによると、各級の合格率は以下のようになっているので難易度を把握する参考にすると良いでしょう。
難易度評価ポイント②語彙数をみる
英検準一級の難易度を知る他のアプローチとしては使われる語彙数をみることです。
英検準一級の単語のレベルは約8000~9000単語レベルです。
語彙数は覚える量という意味でも難易度の参考になりますし、語彙が多いほど内容が高度で専門的になっていくことが考えられるので、そのような観点からも難易度の指標となります。
各級ごとに必要な語彙数は次のようになっているので、難易度を把握する参考にしてください。
英検準一級の超重要単語200選!おすすめの英単語帳も徹底紹介!英検準一級の試験内容
英検準一級の試験内容について解説します。
英検準一級の1次試験の試験内容
英検準一級の1次試験の試験内容はリーディングとライティングとリスニングに別れています。
英検準一級の1次試験の問題の問題数や形式については以下の表のようになります。
技能名 | 形式 | 問題数 |
---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 | 18 |
長文の語句 空所補充 | 6 | |
長文の内容 一致選択 | 7 | |
ライティング | 英作文 | 1 |
要約問題 | 1 | |
リスニング | 会話の内容 会話文における一致選択 | 12 |
文の内容 一致選択 | 12 | |
実生活形式の内容 一致選択 | 5 |
また英検準一級のライティングの要約問題の概要については以下のようになります。
英検準一級の1次試験の難易度としては、リーディングは大学受験の日東駒専〜MARCHレベル、リスニングは単語や文法レベルについては日東駒専レベルで全体の難易度としてはTOEICの800点レベルとなります。
英検準一級の2次試験の試験内容
英検準一級の2次試験の内容としては、入室→カードを読む→カードに書いてある風景やシーンを英語で説明する→試験官からの質問に英語で答える→退出するという流れとなります。
英検準一級の2次試験の採点基準は、語彙と文法と発音と応答内容に加えて態度点の合計5つあります。
英検準一級の2次試験の合格率は約70%以上あるため、全体の中では最も簡単な難易度となっています。
英検準一級と英検2級の難易度の違い
英検準一級と英検2級の難易度を比較して解説します。
英検2級までは取りやすい
この後説明しますが、英検準一級から難易度が跳ね上がりますが、英検準一級は大学中級レベルの難易度とされており、高校である程度英語を学んできた人であれば、あと少しの努力で取得が可能な難易度となっています。
英検準一級は実際多くの高校生が目指していますし、努力次第で狙える難易度と言えるでしょう。
英検2級の難易度を徹底解説!TOEICの難易度との比較も紹介!英検準一級から難易度が跳ね上がる
英検準一級から難易度が跳ね上がります。
まずは、データから英検準一級の難易度をみていきましょう。
英検準一級の合格率は、16.0%となっています。
これはおよそ6人中1人しか合格できない難易度であり、英検二級の26.4%と比較しても難易度が高くなっていることがわかります。
次に語彙数です。英検準一級に必要な語彙数は、7,500〜9,000語となっており、英検2級の3,800〜5,100語から大幅に増加していることから難易度が跳ね上がっていることが伺えます。
この英単語レベルの増加が意味していることは、英検準一級における専門用語の増加です。
英検二級までは比較的よく使われる単語がメインであったため、難易度がそこまで高くありませんでした。一方で英検準一級以上となると、アカデミックな単語が出現します。
それに伴い内容も大学の授業のような専門的な内容が含まれてくるので、難易度が跳ね上がるのです。
受験生のあなたは英検のスコア的に英検準一級をとるか英検2級を取るかを検討しているかもしれませんが、英検準一級の難易度が高いことは一度頭に入れておいた方が良いでしょう。
英検準一級のレベルと難易度を徹底解説!TOEICとの比較も紹介英検準一級の難易度は昔と比べて上がった?
結論として、英検準一級の難易度は2024年現時点では上がっていません。
近年の合格率は発表されていないため、英検準一級の難易度が上がったかどうかについて正確なことは言えませんが、英検の難易度は基本的にはほとんど変わらず安定的に推移していると言われています。
過去のデータをみても合格率は堅調に推移しているので、大幅な難易度の変更は起きていないと考えられます。
英検準一級の英検SCBTで受験した時の難易度
結論として英検準一級を英検scbtで受験した場合においても難易度は変わりません。
英検S-CBTの難易度は、従来の英検の難易度と変わりません。
英検S-CBTとは毎週受験が開催されており、スピーキングがコンピュータへの吹き込みになることで四技能全てを一日で完了することができる試験方式のことです。
従来型の英検と内容は同じであるので、英検S-CBTだから難易度が高い・難易度が低いといったことはありません。
英検準一級の面接の難易度
英検準一級の面接の難易度は、一次試験の難易度と比較するとそこまで高くないと考えられます。
英検準一級の面接の合格率は、70〜80%といわれており、試験自体の合格率が例えば英検準一級の1次試験なら16%,英検2級ならば、26.4%となっていることと比較すると難易度はそこまで高くないと言えるでしょう。
英検準一級の面接はしっかりと対策をすることで、一次試験を通過していれば十分に合格することができる難易度であるということが理解できます。
英検2級と英検準一級のダブル受験の難易度
英検2級と英検準一級のダブル受験をした場合の難易度について解説します。
高校生はまず英検2級のみがおすすめ
英検二級の難易度が高校卒業レベルの難易度と言われているように、高校生は英検二級が難易度的にも取得を目指すと良い級となっています。また、近年受験に英検を利用することができる大学が増えていますが、多くの大学では英検二級を基準としていることが多いです。
英検二級は高校生でもしっかりと学習を行うことで十分に取得が可能な難易度であるので、大学入試に英検を利用することを検討している人はぜひ取得を目指してみてください。
英検®️2級の勉強法を徹底解説!1ヶ月で合格できる直前の対策も解説!大人になってからの学び直しなら英検3級もおすすめ
大人になってからの学び直しであれば英検三級の取得を目指すことがおすすめです。英検三級は、中学卒業程度の難易度とされておりしっかりとした英語の基礎力が合格に必要となってきます。
いきなり高い難易度の級を目指すとモチベーションを保つのが難しかったりするため、はじめは自分のレベルにあった難易度の級を受験するのも良いでしょう。
英検各級の勉強法まとめ|これを読めば確実に合格できる!(3級・準2級・2級・準1級)本格的に英語を使いたいならダブル受験がおすすめ
あなたが本格的な英語力をつけることを目指しているなら、難易度は上がりますが英検準一級以上を取得することがおすすめです。
だからこそ、英検2級と英検準一級についてはもし持っていない場合はダブル受験をおすすめします。
英検準一級から合格率でも語彙数でも難易度が跳ね上がります。
ただ、そのように難易度が高いからこそ取得する価値は高いと考えられるので、英語力をつけたいという意思がある人は難易度の高い英検準一級以上を目指す前提でダブル受験を考えると良いでしょう。
英検®️準一級の超効率的な勉強法を徹底解説!まとめ
この記事では英検準一級の難易度について説明してきました。
結論として、英検準一級の難易度は大学中級レベルです。
以下に結論として英検準一級の難易度と他の英語試験との比較をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
ぜひ英検準一級の勉強法や勉強計画について相談してみたいという方はぜひ以下もチェックしてみてください。
4カ月で英検2級と英検準一級にダブル合格!英検合格に向けて英語力を急成長できた理由とは?