本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
大学入試に指定校推薦を利用する上でメリットがある一方でデメリットや落ちる可能性があるのかなどがわからず不安で一般入試やAO入試を利用しようか迷っている方は非常に多いと思います。
今回はそんな受験生の皆さんのために指定校推薦のメリットとデメリットを徹底解説します。
【この記事の監修者:逆転合格専門塾塾長あき先生】
これまで指定校推薦での慶應義塾大学や早稲田大学への合格者を300人以上輩出してきました。今回は実際に指定校推薦を使った方から聞いた指定校推薦のメリットとデメリットを比較して解説します。
▼英検合格におすすめの塾
いきなり結論!指定校推薦のメリットとデメリット
結論として指定校推薦はメリットとデメリットを比較した場合にメリットの数の面でもメリットの質の面でも総合的に判断した際にメリットの方が大きいです。
以下のように指定校推薦のメリットとしては合格確率がほぼ100%であり、費用面でも安く、模試などの成績以上に良い大学に行けるというメリットがあります。
それに対して指定校推薦のデメリットは大学を中退しずらいなどのデメリットしかなく、大学合格に関してのデメリットはないため、特に難関私大が1つでも志望校に入っている方にとってはメリットだらけの試験になっています。
指定校推薦のメリット4選
指定校推薦のメリットを4つ解説します。
指定校推薦のメリット①特別なことが無い限り確実に合格する
指定校推薦のメリットとしては、校内選考に通れば合格確率がほぼ100%だということです。
指定校推薦は何か特別なアクシデントや犯罪行為などをしでかせない限り不合格になることはありません。
よく指定校推薦試験が終わり、大学からも合格通知が届いたにも関わらず、高校の先生から授業態度や生活態度次第で合格を取り消すなどと言われることがありますが、合格が取り消される可能性はほとんどありません。
合格が取り消されるとすれば、飲酒や喫煙などの犯罪行為により逮捕された場合のみです。
そのため、指定校推薦試験に受かった後は思い切り自分がやりたいことをやった方がいいでしょう。是非指定校推薦のメリットを最大限に活用して読書、映画鑑賞など自分がやりたいことにどんどん励んでみてください。
指定校推薦のメリット②一般受験で進学するより安く親も安心する
指定校推薦のメリットとしては受験費用が一般受験の場合よりも安くなるということです。
一般入試で進学する場合、一年間の塾の費用、複数校への出願費用、受験地までの交通費、宿泊費などなど数百万円のお金がかかります。
しかしながら、それに比べて指定校推薦の場合は志望校への出願費用のみで済みます。結果的に何百万のお金の違いが生まれるんです。
指定校推薦を利用すれば親孝行にも繋がって家計の負担も軽減できるというのは何よりも指定校推薦のメリットではないでしょうか?
指定校推薦のメリット③一般入試やAO入試よりも圧倒的に楽
指定校推薦のメリットは入試対策にかかる時間が一般入試やAO入試と比較するとかなり少なくなるということです。
一般入試、AO入試などの場合は、同時に何年も勉強を積み重ねてきた浪人生とも勝負をしなければいけません。
しかしながら、指定校推薦の場合は自分の高校の校内選考を突破した時点で大学合格が確約されます。
そのため、一般入試を受ける人と比較してみると、時間コストも金銭的コストも指定校推薦の方が圧倒的に少ないです。
指定校推薦のメリット④自分の実力以上の大学に行くことができる
指定校推薦のメリットは自分の偏差値などの実力よりも高い偏差値の大学にも入学することができるということです。
指定校推薦を利用すれば自分の実力以上の大学に合格することが可能です。なぜなら、不得意な科目があったとしても定期テスト対策だけしっかりとして定期テストにおいて優秀な成績を残していれば指定校推薦枠を勝ち取ることは十分可能だからです。
これこそが指定校推薦のメリットであるために大学の名前で選ばずに指定校推薦の条件を見て自分の高校の成績で指定校推薦枠を勝ち取れる大学を探してみてください。
指定校推薦のデメリット3選
指定校推薦のデメリットとしては3つあります。
それは一般入試組よりも大学に入った後に苦労する可能性があるというデメリットともし落ちた場合の損失が大きいというデメリットです。
苦手科目について大学入学後に苦労する可能性がある
指定校推薦のデメリットとしては、一般受験の場合よりも苦手科目における難しい問題がある可能性が高いため、大学入学後の勉強に苦労する可能性があります。
何かしら苦手な科目がある場合が多いということです。なぜなら、一般入試組の多くは複数科目を徹底的に勉強しているのに対して指定校推薦組は定期テストのみの勉強ができる場合が多いです。
そのため定期テストではできても長い範囲のテストなどでは成績が悪い教科のある指定校推薦組が非常に多いのです。しかしながら、これは大学に入れば取りたい授業を自分で選べるので苦手な科目を取らなければ全く成績には関係ありません。
指定校推薦に落ちた時のメンタルがかなり下がる
指定校推薦のデメリットとしてはもし落ちた場合の代償がかなり大きいということです。
指定校推薦の校内選考や指定校推薦に受かった後にもし落ちるとそれまで指定校推薦の対策などをしていた分、受験勉強がおろそかになっていたケースは非常に多いと思います。
そういった時に受験生は大変なことになるので、指定校推薦をしながら受験勉強の対策も効率的に進めるというのは必ずやるべきです。
大学中退しずらい
指定校推薦のデメリットとして大学中退がしずらいということが挙げられます。
その理由としては、指定校推薦で入学した生徒が成績が悪かったり、大学を中退してしまうとその出身高校の指定校推薦枠がなくなる可能性が非常に高いです。
そのため、指定校推薦で入学した生徒は高校によっては大学入学後も成績の調査面談などが行われる高校もあります。
指定校推薦の校内選考とは?いつ?落ちる?校内選考を解説指定校推薦の大学入学後のデメリット
指定校推薦は大学に入った後に就職への影響などのデメリットがあるのかどうか解説します。
大学に入ってから一番成績が良いのは指定校推薦
色々なサイトやブログ、youtubeなどで一般入試を突破した人が大学に入っても一番成績もよく、指定校推薦の生徒よりも評価も高いなどと言っていますが、そんなことは全くありません。
むしろ真逆です。
受験応援サイトや受験youtubeなどは基本的に今の大学の実態を知らない方が運営しています。
そのため、でたらめな大学に関する情報が転がっているのをよく目にします。
しかしながら、当サイトの運営メンバーには、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学、立教大学、明治大学、青山学院大学などの現役大学生が在籍しているために本当の大学の生の実態をお伝えしています。
実際の大学内の指定校推薦組の成績の立ち位置
だからこそ、その立場から大学内での指定校推薦の立場を申し上げると、AO入試組の次に優れています。
具体的には、AO入試組→指定校推薦組→一般入試組の順で総合的にも平均的にも優れています。
ただし、AO入試組と指定校推薦組では多くの私立大学においては指定校推薦組の方が人数が多いために多くの現役大学生は指定校推薦組が一番大学に入って優秀だと言います。
指定校推薦の大学側のメリット2選
指定校推薦を大学がなぜ行うのか?そう思った人も多いと思います。
指定校推薦を大学が実施するメリットは大きく分けて2つあります。
大学への入学数を稼げる
まず1つ目は、入学数を稼げるメリットです。少子化社会において大学側も入学の定員割れが後を絶たないような状況になり、一般以外の募集の選択肢として指定校推薦を実施する大学が増えています。
大学入学後も学問に意欲のある生徒を獲得できる
指定校推薦を大学側が入試形式として採用するメリットとしては、一般受験の層よりも大学入学後も学問に意欲のある生徒を獲得できるということが挙げられます。
実際に、早稲田大学や慶應義塾大学のような定員割れなどとは縁の遠い大学において一般入試で入学してから大学に入り、あまり熱心に勉強をしない生徒よりも指定校推薦を通して高校から真面目に授業を受けて、学業以外の成績も良好な学生を取りたいという思いから指定校推薦を実施しています。
実際に高校生活の中で大学の単位に近い評定が良好な学生が集められるというのは指定校推薦の大学側のメリットですね。
以下の記事にて指定校推薦に落ちるかどうかについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
指定校推薦は落ちることはある?落ちる理由や例や確率を徹底解説!指定校推薦の対策について知りたいという方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。面接や小論文などにおける対策について実際に指定校推薦を経験した先輩が書いています。
指定校推薦は面接で落ちる?面接で聞かれる質問と対策を徹底解説!早稲田大学の指定校推薦について興味がある人はこちらの記事を参考にしてみてください。早稲田大学志望でない人もどういう流れで指定校推薦が決まるのかなどのフローや指定校推薦の試験への対策が載っているのでぜひ参考にしてみてください。
早稲田大学の指定校推薦は落ちる?対策や流れや面接や小論文を解説!まとめ
今回は指定校推薦のメリット、デメリットについて紹介しました。
結論として、圧倒的に指定校推薦はメリットの方が多いです。
以下に改めて指定校推薦のメリットとデメリットを比較してみました。
お子さんに指定校推薦を利用してもらいたい親御さんや指定校推薦を利用しようかどうか迷っている受験生の方の少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。