独自のロジカルシンキング教育を通じて、初めて見る問題にも対応できる力を育てる学習塾ロジム。
ロジムに通う小学生たちは、気付かないうちにロジカルな思考を身につけ、生涯学び続けるための基礎力を養っています。
今回は共同代表の野村竜一さんに、特徴的な教育メソッドについてお話を伺いました。
教室概要

ー御校の対象となる生徒さんと、主な指導内容について教えてください。
野村さん:小中高校生が受講対象です。
大きく分けて、中学受験・大学受験の受験指導と、その土台となるロジカルシンキングの指導をオリジナルカリキュラムを通じて行っております。
全生徒の7割強が小学生で、そのうちの7割が中学受験を目指しています。
3割は国私立の小中高一貫校の内部進学がほとんどで、公立中学への進学は現状少数となっています。
設立の経緯
ー学習塾ロジムを立ち上げたきっかけについてお聞かせください。
野村さん:当塾は共同代表制を取っており、私ともう1人の苅野は元々戦略コンサルタントをしていました。
コンサルタントとして、ロジカルシンキングという手法を様々な場面で自らが活用し、またその重要性をクライアントにも伝えてきました。
このロジカルシンキングは、大人だけでなく、特に小学生や中高生が学ぶことで大きな効果が期待でき、何を学ぶにしてもその土台となると確信をもちました。
受験勉強にも活かせますし、何より、その後の人生で学び続けるための重要なスキルになると考えました。
特徴とアピールポイント

ー学習塾ロジムの特徴的な点について教えてください。
野村さん:最大の特徴は、「初めて見る問題が解ける力を育てる」という点です。
よくある話ですが、小学生が「こんな問題見たことない」「習っていない」と手が止まってしまうことがあります。
多くの入試問題や応用問題と言われる問題は、基本的な問題が複雑に組み合わされて作られます。そのため、受験生にとっては「見たことない問題」「習っていない問題」に見えてしまいます。
ロジムではそういった問題にも徹底的に対応できる力を育てています。
初めて見る問題、一見すると習っていないと思われる問題に対応するために、ロジムでは、国語算数理科社会といった一般科目に加え、独自のロジカルシンキングの授業を設けています。
ロジカルシンキングは、まさに仮説の立て方、検証の方法や、物事の分解方法、情報の伝達方法などを学びます。
この訓練により、一見複雑で未習事項であると思われる初見の問題を、既に習っている基本事項の集まりとして対応できる力を養成しています。
生徒指導で大切にしていること

ー生徒さんに指導される際に大切にされていることや、意識されていることについて教えてください。
野村さん:生徒にロジカルになって欲しい時に、、生徒に対して「ロジカルであれ」と直接的に伝え続けるのは効果的ではありません。
むしろ、教材やワークの仕組み自体が、自然と生徒をロジカルにする設計になっていることを重視しています。
教材の中にはゲームやディスカッションが多く盛り込まれ、生徒がロジカルシンキングを学んでいることを意識せずに、気づかないうちにロジカルになっていく—それが私たちの目指す教育です。
ゲーム形式の教材や、最初にお題が与えられ、段階的に与えられるヒントを手がかりに集団で問題を解いていくといった教材を使い、⾃然とロジカルな思考が⾝についていくような仕組みを作っています。
コースと料金体系
ー提供されている授業プランについて具体的に教えてください。
野村さん:元々はロジカルシンキング専門の塾としてスタートしましたが、現在は学年に応じて様々なプログラムを用意しています。
小学1~3年生には「ロジカルキッズワーク」という総合科目があります。
これは国語と算数の垣根を取り払い、両方の思考法を活用する総合的な科目です。
基本的に週1回で、月3回実施しています。
また、算数や読解などの単科クラスも用意されています。
小学4~6年生には、国語・算数・理科・社会・ロジカルシンキングの各科目を週1回ずつ提供しています。
生徒の目的に応じて、週3日通う生徒もいれば、国語と算数だけを受講して週2日の子、ロジカルシンキングのみを受講する生徒もいます。
中高生向けには英語・数学の週1回コースを提供しています。
今後のビジョン

ー教室として今後強化されたい点や、新たに取り組んでみたいことについて教えてください。
野村さん:考える力の源泉となるロジカルシンキングは、多くの学びと親和性があります。
教科学習に限らずいろいろな学びの場でロジカルシンキングを生かせるようになる仕組みを作りたいと思っています。
例えば、連想から世界を表現するアートワークショップや、歴史をテーマにしたカルタ作りなど、すでにいくつかの取り組みを行っています。
学び×ロジカルシンキングの機会を、より多様な形で提供していきたいですね。
メッセージ
ー最後に教室に興味を持たれた方へメッセージをお願いします。
野村さん:学びは一生続くものです。
これは好むと好まざるとに関わらず、大人になっても必ず直面する現実です。
生涯学び続けるために最も重要なのは、「学び方」を身につけることです。
中学受験や大学受験は大きな目標です。
せっかくそこに取り組むのですから その先も続く学びの土台を、ぜひ一緒に育んでいきましょう。