不登校は新たな可能性への一歩!専門家集団が運営するオンラインフリースクール「エジソン」が目指す教育とは

不登校の子どもたちを取り巻く環境は、近年大きく変化しています。文部科学省の調査によると、2024年度の小中学校における不登校児童生徒数は34万人を超え、過去最多を更新。その中で、不登校を「問題」としてではなく、新たな可能性への一歩として捉え直す動きが広がっています。

2025年4月、そんな時代の要請に応える新しいタイプのオンラインフリースクール「エジソン」が開校します。教員免許やカウンセリング資格、コーチング資格を持つ専門家たちが集まり、不登校をポジティブな選択として支援。発明王トーマス・エジソンの名を冠したその教育機関は、従来の「学校」の概念を超えた、新しい学びの形を提案します。

小学4年生から高校3年生までを対象に、オンラインの特性を活かした柔軟な学習環境を提供。「一人ひとりが違う」ことを大前提に、生徒それぞれの興味や学習ペースに合わせた独自のカリキュラムを展開します。今回は代表の土屋正義氏に、設立の想いや特徴的な教育方針についてお話を伺いました。

不登校経験をポジティブに捉え直す、新しい学びの選択肢

ー設立の経緯や理念についてお聞かせください。

土屋:これまで不登校を経験している子どもたちと関わる中で、本人もご家族も相当ネガティブなイメージを持ち、自信を失っていく様子を見てきました。そうではなく、ポジティブに不登校を選択していけるような場所を作りたいと考えました。

スクール名の「エジソン」には、深い意味が込められています。発明王として知られるトーマス・エジソンは、小学生の時に自ら学校を辞め、母親のサポートを受けながら家庭で学習を深めていきました。必ずしも全ての学びが学校で完結する必要はない—私たちは、既存のルートにとらわれず、ポジティブに学校以外の環境で学ぶという選択肢を提供したいと考えています。

専門家による高品質な教育支援とオンラインの利点

ーエジソンならではの特徴について教えてください。

土屋:大きな特徴は2つあります。1つは、オンラインをメインとしている点です。オンライン教育には、従来の対面教育にない大きな可能性があります。まず、地理的な制約から解放されることで、全国どこにいても質の高い教育を受けることができます。また、住まいのエリアに縛られず、また近所の目を気にすることなく、様々な地域の仲間たちと出会い、交流することができます。

特に不登校の生徒たちにとって、この「物理的な移動を必要としない」という特徴は非常に重要です。自分の心地よい環境で学習を始められることで、より自然な形で学びに向き合えるようになるのです。

もう1つは、関わるスタッフ全員が専門家という点です。エジソンでは、全てのスタッフが教育の専門家であることにこだわっています。教員免許やカウンセリング資格、コーチング資格など、しっかりとした専門性を持った人材のみを採用しています。

なぜなら、不登校の生徒たちの支援には、深い専門知識と豊富な経験が必要だからです。「子どもが好き」というだけでは、複雑な課題を抱える生徒たちを適切にサポートすることはできません。教育に対する深い理解と情熱を持った専門家たちが、一人一人の生徒に寄り添った支援を提供していきます。

個性を認め合い、自分のペースで学べる環境づくり

ー指導方針についてお聞かせください。

土屋:大前提として、「一人ひとりが違う」ということを徹底的に認め合える場所づくりを心がけています。これは生徒たちにも常日頃から伝えていく重要な価値観です。

学習面では、学年にとらわれない柔軟な進め方を採用しています。どんどん先に進みたい子は上の学年の内容も学べますし、じっくりと基礎を固めたい子は自分のペースで学習を進めることができます。さらに、個人の興味関心に応じた深い学びもサポートしています。

3つの特色あるコース展開

ー具体的なコース内容について教えてください。

土屋:生徒の特性や目標に応じて、3つのコースを用意しています。

  1. 博士ちゃんコース 好きなことに強い集中力を発揮する子向けのコースです。まずは得意分野を徹底的に掘り下げ、その過程で必要となる他の学習分野にも自然に興味を持てるよう導いていきます。
  2. 飛び級コース 高いIQを持ち、通常の学校では物足りなさを感じている子向けのコースです。自分のペースで学習を進め、将来的な飛び級や飛び入学も視野に入れたサポートを行います。
  3. 起立性サポートコース 起立性調節障害など、生活リズムの乱れに悩む子向けのコースです。医療的アプローチではなく、リハビリ的な要素を取り入れながら、段階的に生活リズムを整えていきます。希望する生徒は学校復帰も視野に入れたサポートを受けることができます。

不登校から始まる新しい可能性

入学を検討している方へメッセージをお願いします。

土屋:不登校になったからといって、後ろ向きになる必要は全くありません。むしろ、ここから大逆転できる環境がエジソンには整っています。私たちは、不登校をポジティブな選択として捉えられる世の中を作っていきたいと考えています。まずは一度、見学に来ていただければと思います。

ー最後に、不登校でお悩みのご家族へメッセージをお願いします。

土屋:不登校は決して「終わり」ではありません。むしろ、新しい可能性への「始まり」になり得ると私たちは考えています。エジソンは、そんな新しい一歩を踏み出すためのサポートを提供していきます。

一人で悩まず、まずは私たちの話を聞いてみませんか?きっと、お子様に合った新しい学びの形が見つかるはずです。不登校をポジティブな選択として捉え直し、お子様の可能性を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきたいと思います。

エジソンが目指す教育の未来

私たちエジソンは、「不登校」という言葉のイメージを変えていきたいと考えています。それは「問題」や「課題」ではなく、新しい学び方を選択する一つの機会として捉え直すことです。

オンラインという特性を活かし、地理的な制約を超えた学びの場を提供すること。教育の専門家による質の高いサポートで、一人一人の可能性を最大限に引き出すこと。そして何より、生徒たちが自分らしく、前向きに学べる環境を作ること。

これらの取り組みを通じて、私たちは日本の教育に新しい選択肢を提示していきたいと考えています。不登校を経験する子どもたちとその家族が、希望を持って前を向いて歩けるような社会の実現を目指して、これからも挑戦を続けていきます。

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