日本初のキャリアデザインスクール『我究館』が描く、自己分析を超えた人生の輝かせ方-代表の杉村様にインタビューしました!

「いつか何かやってみたい」という漠然とした思いを、具体的な夢と行動に変えるにはどうしたらよいか。

就職・転職・独立など、キャリアの分岐となる様々な局面を支援するキャリアデザインスクール「我究館」は、人生における”夢の実現”のための場所として、33年間にわたって多くの若者を支援してきました。

「我究館」を運営している株式会社ジャパンビジネスラボの現・代表取締役の杉村貴子様に、創業者の想い、そしてその独自の教育メソッドについて伺いました。

33年の実績が物語る、自己分析の先駆者としての歩み

ー我究館の概要について教えていただけますでしょうか?

杉村様:我究館は大学生と社会人の方の就職・転職支援を行うキャリアデザインスクールで、今年で33年目を迎えました。日本で初めて就活における「自己分析」という概念を提案し、多くの著名な卒業生を輩出しています。

第一志望企業への内定率は93.4%を誇り、その背景には徹底した自己分析があります。

また、我究館が監修している書籍『絶対内定』シリーズは累計250万部を突破しており、自己分析のバイブルとも言われています。

「後悔のない人生」を実現するための自己分析とは

ー具体的にどのような指導を行っているのでしょうか?

杉村様:私たちが最も重視しているのは、「たった一度の人生において、悔いのない人生とは何か?自分は何を実現したいのか」という本質的な問いかけです。多くの学生は、ただ内定を得ることだけを目標にしがちですが、私たちは「内定」をその先にある夢を実現するための通過点として捉えています。

指導は大きく3つの柱で構成されています。まず「講義」では、全7回4時間をかけて就職活動の基本的なノウハウと自己分析の基礎を学びます。次に「面談」では、一人ひとりの進捗や課題に応じて、回数無制限できめ細かな個別支援を行います。そして「グループ就活」では、ビジネスマナーや業界研究、グループディスカッション対策などを少人数で実施します。

これらのプログラムは並行して進んでいくことが特徴です。例えば大学2年生から入会した場合、卒業までの約2年半という長期間にわたってサポートを受けることができます。

また就職活動は人それぞれ進み方もテーマも異なるため、特に面談では、その時々で最も必要なサポートを提供しています。

人事経験から見えた課題が、日本初のキャリアデザインスクールを生み出すまで

ー我究館が設立された経緯について教えてください。

杉村様:私の夫でありスクール創業者の杉村太郎は、かつて企業の人事部で働いていました。当時はまだ「自己分析」という概念がなく、人事として採用活動や人材開発に携わる中で、学生が自分自身を見つめなおすことのないまま就職活動を行い、その結果、入社後に仕事とのミスマッチが生じ目の輝きを失っていく多くの人たちの姿を目の当たりにしました。それは、本人だけでなく、会社にとって、社会にとっても何一つ良いことがないと感じたのです。

そこで創業者の杉村太郎は、社会に出る前の学生の段階で自己分析(我究)を行い、「自分が何者であるのか」「自分の夢は何なのか」「自分の強みは何なのか」そして、「自分が仕事を通じて実現したいこと(夢)は何なのか」をしっかりと考えた上で社会に一歩を踏み出す塾を作ろうと考え、1992年に我究館を創立するに至りました。

自分の軸と企業の軸が合致した状態で入社することで、たとえ難しい仕事に直面しても、自分の夢の実現に向かって努力を続けることができ、結果として会社でも活躍できる人材となっていく。そのような好循環を生み出すことを目指して、我究館はスタートしたのです。

語学コーチングスクール「PRESENCE」との連携がもたらす、グローバル人材育成の相乗効果

ー貴社が別に実施している英語・中国語コーチングスクール事業「PRESENCE」との連携について教えてください。

杉村様:実は、「PRESENCE」も我究館と深い関わりがあります。両スクールの創業者である杉村太郎は「より多くの人にグローバルで活躍してほしい」という思いから、自身もグローバルな視点で雇用政策を学ぼうとハーバード・ケネディスクール(行政大学院)に留学したのですが、その際の英語学習方法を体系化し、23年前に日本初の語学コーチングスクールとして「PRESENCE」を設立したのです。

最近では、多くの学生が英語力を持ちながらも、それを十分に発揮できていないことが多い傾向にあります。このような課題に対応するため、今年からグローバルリーダーコースを新設しました。

単に日本国内でのキャリアを描くだけでなく、世界を視野に入れたキャリアデザインができるよう、「PRESENCE」との連携を強化しています。語学力の向上はもちろん、グローバルな視点でキャリアを考え、実現していく力を育てることを目指しています。

グループでの学びがもたらす、独自の価値提供

ー我究館の他のキャリアスクールとの違いは何でしょうか?

杉村様:我究館の最大の特徴は、グループでの就職活動支援です。他の大手スクールが基本的に全てマンツーマン指導であるのに対し、私たちは6-10名程度の少人数クラス制を採用しています。

これには重要な意味があります。自己理解を深めるためには、講義を受けたり本を読んだりするだけでは5~10%程度の理解度しか得られません。他者に説明し、フィードバックを受け、それに応答する過程を通じて、初めて深い理解と納得感のある言語化が可能になるのです。

デジタル時代における就職活動の変化と対応

ー就職活動の最近の傾向について教えてください。

杉村様:就職活動は年々複雑化しており、企業の採用活動も早期化しています。例えば、2年生の終わり頃からエントリーシートの提出が始まり、夏のインターンシップから実質的な選考が始まっているケースもあります。

企業はマイページのログイン回数など、学生の「本気度」も細かくチェックしています。そのため、戦略的な準備と情報収集が必要不可欠です。私たちは、この変化に対応できるよう、きめ細かなサポートを提供しています。

グローバル人材育成への新たな挑戦

ー我究館の今後の展望についてお聞かせください。

杉村様:不確実な時代だからこそ、自分の人生に対するオーナーシップを持つことが重要です。この考えのもと、我究館は新たな取り組みを進めています。例えば高校生向けのキャリア教育や、急増する留学生向けの支援を強化しているほか、「PRESENCE」と連携したグローバルリーダーコースの新設などが一例です。

そのほかこれまでの就職支援の枠を超えて、高校生のキャリア教育から、大学生の就職支援、そして第二新卒やセカンドキャリアまで、人生の各ステージに合わせた支援を展開していきたいと考えています。

人々の人生を輝かせるミッション

ー最後に、我究館を検討している方へメッセージをお願いします。

杉村様:私たちのミッションは「人々の人生を輝かせる」ことです。一人ひとりが自分の能力を活かし、仕事を通じて夢を実現していくことで、社会はより良くなっていきます。スーパーマンが世界を変えるのではなく、一人ひとりの夢の実現が、より良い社会を作っていくのだと信じています。

「いつか何かやってみたい」という漠然とした思いを、具体的な夢と行動に変えていく。それが我究館の存在意義です。本音の夢を描くことから始めて、それをどのように実現していくのか、一緒に考えていきましょう。一度きりの人生を後悔なく生きるために、私たちはこれからも多くの方々の夢の実現をサポートしていきたいと考えています。ぜひ興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。