子どもの英語教育において、継続的な学習と楽しさの両立は長年の課題でした。従来の英会話教室では、子どもたちのモチベーション維持が難しく、途中で挫折してしまうケースも少なくありませんでした。しかし、この課題に革新的なアプローチで挑戦する新しいサービスが登場しました。それが「ゲーミング英会話」です。
子どもたちに人気のゲームを活用し、楽しみながら自然に英語力を伸ばすことができるこのサービスは、半年以上の継続率が90%以上という驚異的な数値を誇ります。ゲームと英語学習を融合させることで、子どもたちの興味を引きつけながら、効果的な言語習得を実現しています。
今回は、このユニークなサービス「ゲーミング英会話」の代表である萩原 良様にお話を伺い、その革新的なアプローチの詳細や、実際の成果、そして今後の展望について深く掘り下げていきます。従来の英語教育の常識を覆す、新しい学びの形をご紹介します。
子どもが夢中になれる英語学習環境を提供
ーまず、「ゲーミング英会話」はどのような方を対象にしたサービスなのでしょうか?また、どのような指導を行っているのか、具体的に教えていただけますか?
萩原 良代表:ゲーミング英会話は、オンラインの子ども向け英会話サービスです。最大の特徴は、ゲームをしながら英会話が学べるという点です。子どもたちに大人気のマインクラフトやフォートナイトといったゲームを活用し、先生と会話をしながらゲームを進めていきます。会話は全て英語で行われるので、自然と英語に触れる環境を作り出しています。
対象年齢は特に制限を設けていませんが、小学生が最も多くなっています。中学生くらいまでの子どもたちにも人気があります。
具体的な指導方法としては、ゲーム内で使用する英単語やフレーズを中心に、関連する日常会話も学んでいきます。例えば、マインクラフトを使った授業では、ゲームに関連する単語(Chest, Iron, Gold, Houseなど)を学びながら、同時に文法(may, mightなど)も学習します。
実際の授業では、「Do you need stones for building a house?」(家をつくるのに石が必要ですか?)といった質問に対して、学んだフレーズを使って答えるなど、ゲームの進行に沿って自然に英語でコミュニケーションを取る練習をしていきます。
ーゲームを通じて自然に英語を学べるんですね。このサービスを立ち上げようと思ったきっかけについて、ぜひ教えてください。
萩原:このサービスの最大の提供価値は、英語に苦手意識を持っていたり、これまで英会話学校に通わせていたけどなかなか続かなかったお子様が、無理なく楽しく続けられるということです。
実は、このサービスを始めようと思ったきっかけは私自身の経験にあります。当時8歳だった娘に、いくつかの英会話学校に通わせていたのですが、なかなか続かなかったんです。娘のモチベーションが続かずに、3つくらいの学校を転々としました。
一方で、娘は1日中YouTubeを見たりゲームをしたりしていました。そこで、「娘が熱中できる大好きなことをやっている時間が勉強の時間になればいいんじゃないか」という発想が生まれたんです。ゲームをしながら勉強ができるサービスがあれば、子どもたちの興味を引きつけながら英語を学ばせることができると考えました。
ゲームと英語学習の相乗効果
ーゲームと英会話の関係性について、何か特別な効果はあるのでしょうか?例えば、脳の仕組み的に繋がっているものがあるとか、熱中性が高まるとか、そういったことはありますか?
萩原:はい、実際にいくつかの効果があると考えています。まず、子どもの教育における最大の課題は、子どもがやりたがらなかったり、すぐに辞めてしまったりして継続できないことです。子どもが大好きなゲームをしている時間が勉強になるというのが、最大のポイントです。
さらに、言語や言葉というのは、感情や行動を伴いながら発する方が、脳の構造的に覚えやすいんです。ゲーム、特にフォートナイトのような対戦型ゲームでは、感情が伴う行動をしながら言葉を発することになります。例えば、敵と戦ったりする際に感情が高まりますよね。また、マインクラフトも実際に自身が行動しながら言葉を発します。
このように感情を伴いながら言葉を発したり、手を動かしたり体を動かしたりしながら覚えることで、より脳に定着しやすくなります。つまり、ゲームは言語を覚える上で非常に効果的なツールになるのです。
また、ゲームをしながら学ぶことで、言葉の使用場面や文脈を自然に理解できるという利点もあります。例えば、「チェスト」という単語を覚える時、単に暗記するのではなく、実際にゲーム内でチェストを開けたり中身を確認したりする行動と結びつけて覚えることができます。これにより、より深い理解と長期的な記憶につながると考えています。
高い継続率と楽しさを重視した指導方針
ー他の英会話サービスにはない、ゲーミング英会話の最大のアピールポイントは何でしょうか?
萩原:やはり一番のポイントは、子どもが無理なく楽しく継続できるということです。子どもが大好きなゲームを題材にして勉強できるシステムを作っているので、高い継続率を実現しています。
具体的な数字を挙げると、半年以上の継続率が90%以上あります。オンラインサービスでこの数字は非常に高いと言えます。子どもの場合、様々な事情ですぐに辞めてしまうケースも多いのですが、当サービスではそれを大きく上回る継続率を達成しています。
この高い継続率は、単にゲームを使っているだけでなく、子どもたちの興味や熱中度を常に維持できるようなカリキュラム設計や、楽しく親しみやすい先生たちの指導方法など、様々な要素が組み合わさった結果だと考えています。
ー受講者に指導する際に、特に意識していることや方針などはありますか?
萩原:一番重要視しているのは、子どもたちに英語を楽しく学んでもらうことです。元々英語に苦手意識を持っていたり、英語が嫌いだと思っていたお子さんに、いかに楽しく継続してもらうかということに注力しています。
「英語って楽しいんだ」「英語が好き」と言ってもらえるように工夫しています。これは単にゲームを使うだけでなく、先生とのコミュニケーションの取り方にも表れています。例えば、フィリピン人の先生を採用していますが、彼らの陽気で楽しい性格も、子どもたちが英語を好きになるための重要な要素となっています。さらにこれらのフィリピン人教師は、TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)とよばれる非英語圏の人に英語を教える資格を持っている人など、経験豊富な先生を優先的に採用することで、質の高い指導を実現しています。
多彩なコースとプラン
ーゲーミング英会話で提供しているコースやプランについて教えてください。
萩原:大きく分けて、マンツーマンレッスンとグループレッスンの2種類があります。
マンツーマンレッスンは、1対1で行うもので、月3回コースと月5回コースがあります。月3回コースは税込9,900円、月5回コースは税込13,750円となっています。
グループレッスンは、最大3名の生徒に対して先生1人で指導します。こちらは月4回で、1人あたり税込9,350円です。
ゲームの種類としては、フォートナイト、ヴァロラント、マインクラフトの3つを主に使用しています。フォートナイトとヴァロラントは対戦型のゲームで、チームに分かれて戦うタイプです。マインクラフトは、アイテムや素材を集めながら建物を作ったり、世界を拡張していくクリエイティブなゲームです。
これらのゲームを通じて、ゲームに関連する英単語やフレーズ、さらには日常会話まで幅広く学ぶことができます。例えば、マインクラフトでは建築や資源収集に関する語彙を、フォートナイトやバロラントでは戦略や協力に関する表現を自然に学べます。
各ゲームの特性を活かしたカリキュラムを組んでおり、子どもたちの興味や年齢に合わせて最適なゲームと学習内容を提供しています。
子どもたちの成長と変化
ー実際に、ゲーミング英会話を受講している子どもたちにはどのような変化が見られますか?
萩原:子どもたちの変化は本当に素晴らしいものがあります。まず、最も顕著な変化は、英語に対する態度の変化です。これまで英語が嫌いだった子どもが、毎週の授業を楽しみにするようになったという声をよく聞きます。
さらに、授業後に先生ともっと会話をするために自主的に英語を学ぶ子どもが増えています。これは、英語学習に対する内発的動機づけが高まった証拠だと考えています。
具体的な成果としては、例えば小学4年生で英検準2級に合格した生徒もいます。これは非常に高い英語力を示しています。また、中学生になってから留学を決意する生徒も出てきています。
このように、英語に対する抵抗感がなくなり、むしろ英語が好きになって、さらに学びたいと思うようになる変化が多く見られます。これこそが、私たちがこのサービスを通じて最も達成したいと考えていた目標です。
英語力の向上はもちろんですが、それ以上に英語学習に対する姿勢や意欲の変化が大きいことが、このサービスの強みだと感じています。
ゲーミング英会話の効果と成功事例
ーゲーミング英会話を受講した子どもたちの成功事例などはありますか?
萩原:たくさんの成功事例がありますが、いくつか印象的なものをお話しします。
まず、先ほど少し触れましたが、小学4年生で英検準2級に合格した生徒の例があります。この生徒はもともと幼少期に英語を学んでいたのですが、途中で嫌になり全く勉強していなかったのですが、ゲーミング英会話を始めてから英語の楽しさに目覚め、自主的に勉強するようになりました。結果として、高度な英語力を身につけることができました。
さらに、海外在住の日本人の子どもさんの例もあります。現地の学校では馴染めず英語に苦手意識があったのですが、ゲーミング英会話を通じて楽しく英語を学ぶことで、現地校での適応力が大きく向上しました。
これらの事例は、ゲーミング英会話が単に英語力を向上させるだけでなく、子どもたちの自信や社会性の向上にも貢献できることを示しています。
今後の展望:リアル教室の展開と海外進出
ー今後、どのような点を強化していきたいと考えていますか?
萩原:最近の大きな動きとしては、リアル教室をオープンしたことが挙げられます。今までは全てオンラインで行ってきましたが、京王電鉄さんと提携して、京王線沿線にリアル教室を展開しています。まずは調布からスタートしましたが、今後も地域に密着した形でサービスを提供していく予定です。
また、海外展開も視野に入れています。特に、海外に住んでいる日本人向けのサービス提供を強化していきたいと考えています。実際に、現在の生徒の中にも海外在住の日本人が多くいます。海外に住んでいても英語教育のニーズは高いので、そういった方々にもサービスを提供していきたいと思っています。
また、使用するゲームの種類を増やすことも検討しています。現在はマインクラフト、フォートナイト、ヴァロラントの3つが中心ですが、子どもたちの興味や学習ニーズに合わせて、他のゲームも導入していく予定です。
さらに、保護者の方々への情報提供や、家庭での学習サポートの充実も重要だと考えています。ゲーミング英会話での学習を家庭でも効果的に補完できるような仕組みづくりに取り組んでいきたいと思います。
英語学習に悩む子どもたちへのメッセージ
ー最後に、ゲーミング英会話への入会を検討している方へメッセージをお願いします!
萩原:ゲーミング英会話は、お子さんが英語に対して苦手意識を持っていたり、これまで英語を勉強してきたけどなかなか続かなかったという方に特におすすめです。このサービスを活用すれば、無理なく楽しく英語学習を継続することができます。
また、「うちの子はゲームばかりしていて…」と悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。そんな場合、注意してもゲームをやめないのであれば、そのゲームをしている時間を勉強の時間に変えてしまうのも一つの方法だと思います。
私たちのサービスの最大の特徴は、子どもたちが楽しみながら自然に英語を習得できる環境を提供していることです。ゲームを通じて英語を学ぶことで、子どもたちは英語を使う必然性を感じ、自然と英語でコミュニケーションを取るようになります。
さらに、海外の先生とのリアルタイムのコミュニケーションを通じて、英語を使う自信も身につきます。これは、将来のグローバル社会で活躍する上で非常に重要なスキルになるでしょう。
ぜひ一度、無料の体験レッスンを受けてみてください。きっと、お子さんが楽しみながら英語を学ぶ姿を見ることができると思います。英語学習に悩んでいる親御さん、ゲーム好きなお子さんがいる家庭の皆さん、ぜひゲーミング英会話を検討してみてください。
私たちは、子どもたちが英語を通じて世界とつながり、自分の可能性を広げていくお手伝いをさせていただきたいと思っています。一緒に、楽しみながら英語の世界を探検しましょう!