生徒の主体性を重視した集団個別指導ー パーソナル特進館トリプル・アイの佐々木さんにインタビューしました!

沖縄県で40年の歴史を持つ進学塾から、2023年に新たな学習スタイルへと生まれ変わったパーソナル特進館トリプル・アイ。日々の学習習慣の形成と生徒の主体性を重視した、独自の集団個別式指導を展開しています。

教育現場の変化に柔軟に対応しながら、生徒一人ひとりの可能性を引き出す取り組みと、その背景にある思いについて佐々木さんに伺いました。

従来の進学塾の枠を超えた新しい学習環境

ー 教室の概要について教えてください。

佐々木:沖縄県内の小学生・中学生を対象とした、地域密着型の学習塾として運営しています。特徴的なのは、「集団個別式」という独自の指導形態です。

従来の個別指導塾でよく見られる、壁で区切られた個別ブースではなく、開放的な空間で生徒同士が互いの存在を意識しながら、それぞれが個別のカリキュラムで学習を進めています。

社会性や協調性を育むための集団での学びの良さを活かしながら、一人ひとりの進度や目標に合わせた個別指導を行うことで、より効果的な学習環境を実現しています。生徒たちは互いの学習姿勢に刺激を受けながら、自分のペースで学習を進めることができます。

教育現場の変化を捉えた新たな指導方針

ー この塾を始めた経緯やきっかけについて教えてください。

佐々木:近年、全国的に定期試験を廃止する学校が増加傾向にあります。これは、一発勝負の定期試験よりも、日々の単元テストや小テストという小さな目標の積み重ねを重視する方向へと変化しているのです。

このような教育現場の変化を受け、当校は2023年までの40年間続けてきた従来の進学塾としてのスタイルを一新しました。

生徒が自分で目標を設定し、その達成に向けて計画的に学習を進める。周囲の仲間の頑張る姿も刺激としながら、自分の目指す姿に向かって進んでいく。そんな新しい学習スタイルを確立しました。

この転換により、生徒たちはより主体的に学習に取り組むようになり、自己管理能力や計画性も同時に身につけることができています。また、日々の小さな成功体験の積み重ねが、学習に対する自信と意欲の向上にもつながっています。

生徒の主体性を引き出す独自のアプローチ

ー 他の塾にない特徴であったり、塾として一番のアピールポイントを教えてください。

佐々木:従来の集団指導では、英語が得意な生徒でも、決められた時間割に従って満遍なく全教科を学ばなければなりませんでした。しかし、現代では生徒によって求められる力が異なります。

例えば、英語に特に力を入れたい生徒は、その分野により多くの時間を投資します。バランスの取れた学習が必要な生徒は、それに応じた学習計画を立てています。

当校の最大の特徴は、生徒が自己決定権を持ち自分の学習計画を立て、その進捗を管理していくという点です。講師は生徒の決定を尊重し、アドバイスをしながら自己肯定感を高めていく役割を担っています。

キャリアの選択肢が多様化する中で、自分で考え決断し、実行する力はますます重要になってきています。当校では、学習を通じてこれらの能力を育成することも重視しています。

人とAIの強みを活かした指導体制

ー 生徒に指導する際に特に意識していることを教えてください。

佐々木:AI時代において、人間の教育者が持つ強みは「感情」にあると考えています。生徒を褒め、認め、モチベートすることを第一に考えています。

AIによる学習分析や提案も有効ですが、人間にしかできない感情的なサポートこそが、学習意欲の維持向上には不可欠だと思っています。

指導の流れとしてはまずモチベート、次にアクション、最後にチェックテストによる効果測定という3段階で進めています。特に教師の役割として最も重視しているのが、生徒のモチベーションを高め、維持することです。

生徒一人ひとりの性格や学習スタイルを理解し、適切なタイミングでアドバイスを行うことで、学習意欲の維持を図っています。

習慣形成を重視した柔軟な学習システム

ー 現在提供しているコースやプランについてお伺いさせてください。

佐々木:当校では、特に中学生に対して平日は毎日通塾することを勧めています。生徒が学校帰りに習慣的に立ち寄れるよう、火曜日から金曜日の平日と土曜日に開校しています。

これは、生徒たちが自然と日々の学習習慣を身につけることを目的にしています。毎日通うことで、定期的な通塾によりも学習の継続性が保たれ、知識の定着率も向上しています。

また、毎日の学習目標を自分で設定し、その達成を実感することで、学習に対する前向きな姿勢も育まれています。

地域に根差した教育機関としての展望

ー 今後、より強化していきたいことがあればお伺いさせてください。

佐々木:今後の目標として、地域の生徒全員が琉球大学などの国公立大学を目指せる環境づくりを掲げています。

小学生の時から培った学習習慣と計画性を活かし、中学校での成績向上と自主的な高校選択、そして最終的には国公立大学への進学を実現できる土台を作っていきたいと考えています。

ー 最後に入会を考えている方や保護者様に向けたメッセージをお願いします。

佐々木:当校は単なる進学塾ではなく、地域の教育力向上に貢献する存在を目指しています。生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、将来の選択肢を広げることで、地域全体の教育水準の向上にも貢献していきたいと考えています。

小学生は中学受験を含めた日々の学習から、中学生は定期テストの点数アップ、高校生は大学受験対策まで、それぞれの目標に応じた学習支援を提供していきます。

一人でも多くの生徒が、自分の目標に向かって前進できるようサポートしておりますので、まずは無料体験授業で学習環境を体感していただければと思います。