AI時代の教育に必要な「読解力」を磨く ー犀の角塾が掲げる学習支援の在り方

「犀の角のようにただ独り歩め」—— 仏教の教えからその名を取った「犀の角塾」は、英語と国語の指導を通じて生徒たちの自立を支援しています。創業者の伊藤氏は、3人の子育てと仕事の両立に苦心した経験から、真の意味での「自立」の重要性に気づき、それを教育現場で実践。

自身の経験から得た「自立」の大切さを伝えながら、受験だけでなく、その先の人生も見据えた学習支援について詳しくお伺いしました。

犀の角塾の概要と特徴

ー塾の概要について教えていただけますでしょうか。

伊藤氏:犀の角塾は日本語(国語)と英語のオンライン塾です。

対象は小学校1年生から高校3年生までで、SRJという会社が提供する「TERRACE」というコンテンツを活用しています。ただし、生徒の状況に応じてTERRACEを使用しないレッスンも行っています。

また、英語と国語以外にも、指定校推薦の面接対策や英検2次試験の対策なども実施しており、生徒のニーズに合わせて柔軟に対応しています。

創業の経緯と塾名の由来

ー2017年の創業に至った経緯について教えていただけますでしょうか。

伊藤氏:私自身が離婚を経験し、3人の子供を抱えて途方に暮れていた時期がありました。組織での勤務が難しい状況の中、翻訳の仕事など自己完結できる仕事の素晴らしさを実感していました。

そんな中、長男から英語を教えてほしいと言われたことがきっかけで、2016年にフランチャイズの英語塾での講師を始めました。そこで子供たちの生き生きとした様子や成長を目の当たりにし、私でも誰かの役に立てることを実感したのがスタートです。

その後フランチャイズの方針と自分の考える教育方針の違いを感じ、1年後に独立。「犀の角塾」という名前には、釈迦の「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉が込められています。

これは私自身の経済的自立への思いと、生徒たちにも自立して歩んでほしいという願いを表現しています。

犀の角塾の独自性

ー他の塾との違い、特徴的な点を教えていただけますでしょうか。

伊藤氏:当塾では特に生徒に考えさせる時間を大切にしています。英語は日本語力がベースになるため、文脈を理解し、自分で考える力を養うことが重要だからです。

また特筆すべきはこれが単なる受験のための勉強ではないということです。AI時代の到来により、単純な事務作業は機械に置き換わっていく中で、確かな読解力と思考力が必要になります。そのため、仕事や社会に直結する実践的な視点で指導を行っています。

レッスン形態と料金体系

ーレッスンの時間や料金体系について教えていただけますでしょうか。

伊藤氏:レッスン時間は、1対1の場合は40分、2人以上の場合は50分です。コースは大きく分けて、TERRACE・速読聴英語講座を使用したレッスンと、Everybody Up等の紙テキストを使用したレッスンの2種類があります。

また、TERRACEの自宅受講のみのコースもあり、生徒は自身のiPadやパソコンで好きな時に学習を進めることができます。

今後のビジョン

ー今後の展望についてお聞かせください。

伊藤氏:2025年以降、僧侶の資格を活かした新しい取り組みを予定しており、仏教の考え方を通じて、ストレスや悩みを抱える方々のサポートを行いたいと考えています。

具体的には、週1回のレッスン形式で、自立に向けた対話の場を設けることを検討しています。

入塾を検討される方へのメッセージ

ー最後に、入塾を検討される方へメッセージをお願いします。

伊藤氏:「なぜ勉強が必要なのか」という答えが見つからない。この問いを抱える生徒や保護者の方は多いと思います。当塾では、AIが進化する時代だからこそ必要な「読解力」を育てながら、その先にある「自立」という目標に向かって、一緒に歩んでいきたいと考えています。

厳しく感じる時もあるかもしれません。でも、それは生徒たちの将来を真剣に考えているからこそです。まずは気軽にご相談ください。皆さまの「自立」への第一歩を、精一杯サポートさせていただきます。